本編
あなたは夢を見ていました。 それがどんな夢なのかわかりません。 自分の中から大切なものが消えゆくような、そんな感覚がして、あなたは手を伸ばしました。 不可逆的な消失の奔流。それでもあなたの意思と反するように、大切なものは溢れ出してあなたの中から抜け出していってしまうのです。 どんなにつらくても。どんなに悲しくても、それだけは絶対に離したくないのに。 いなくならないで、と声にならない声を上げようとして。
* * *
……あなたは目が覚めました。 気づけば冷や汗が頬を伝い、あなたが悪夢を見ていたことを告げていました。 夢だったのだとほっと胸を撫でおろし。そうしたところで、あなたは、ベッド横に誰かの姿があることに気づきます。 それはあなたの兄でした。 何故かあなたの布団に入り込み、あなたの隣で眠っています。 あなたは自分の胸が一瞬で跳ね上がるのを感じました。 彼の肌に触れたくて、悪夢も見ていたことなど一瞬で忘れ、手が伸びかけます。 そこで、理性が邪魔をして。あなたは拳を握り締めました。 ──あなたは、『血縁者である兄』に『恋情』を抱いていました。 その手と、まるで恋人のように指を絡められたら。 その体を、唯一の存在としてこの腕で包み込めたなら。 ――もしその唇に、深く口づけられたなら。 恋い慕う欲望は理性によって咎められ、あなたは秘めていることしか出来ませんでした。 血の繋がりがないというだけで結ばれることを許された世界を、憎々しいと思うほど。 あなたが考え込んでいると、兄が小さく声を上げ、目を覚ましました。
染谷千冬 : 「ん……おはよう」 染谷千秋 : 「おは~」 染谷千秋 : 「今何時?」 スマホの時計をみます
時計を見ようとスマホを点けると、画面には9:11と表示されていました。
染谷千冬 : 「8時半ぐらいに来たが……何時だ?」 染谷千秋 : 「9時~」スマホをみせます 染谷千秋 : 「俺の布団に入るなんて珍しいね。どしたの?」といってちふゆの髪をかきあげます 染谷千冬 : 「……俺もけっこう寝てしまったな」 染谷千冬 : 「起こしに来たら魘されてたから心配だった。……気がついたら、俺もうっかり寝ていた」 染谷千秋 : 「心配してくれたんだ?千冬君やさし~」 染谷千冬 : 「珍しかったからな。……飯を食いたい。起きろ」 染谷千秋 : 「まだ寝たいんだけど~?」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「冗談冗談。 起きるよ~」 のそのそ起きだします 染谷千冬 : 「……一緒に食べよう。簡単なの作っとく」 染谷千秋 : 「ん。さんきゅ。すぐ行く~」 染谷千秋 : 「……」 夢の内容思い出して神妙な表情をします
兄はあなたの部屋を出ていきます。 夢の内容にあなたは嫌な予感を覚えながら、支度を済ませリビングへ向かうことでしょう。 ・・・ あなたがリビングへやって来ると、既に朝食の準備が整っていたようで、兄が食器をテーブルの上へと並べていました。 いつも通りのわかめと豆腐の味噌汁、真っ白なご飯、そして目玉焼きです。 代り映えのしない風景に、探索者は先ほどの違和感がただの気のせいだったような気がしてきます。 食器を並べる音、兄の足音、テレビのニュースの音。 不快にならない生活音に、変わらぬ日常がそこにあるのだとどうしてかあなたは安心を覚えました。
染谷千冬 : 「来たか。座れ」 染谷千秋 : 「おー。今日もうまそ~」すわります 染谷千秋 : 千冬がくるの待ちます 染谷千冬 : 食器を並べ終わり座ります。 染谷千秋 : 「いただきまーす」 染谷千冬 : 「いただきます」 染谷千秋 : 「千冬は今日なにするの?」 染谷千冬 : 「千秋、出かけよう」 染谷千秋 : 「へ?」 染谷千秋 : 「予定ないからいいけどさ~。出かけるってどこに?」 染谷千冬 : 「決めていない。千秋の行きたいところはあるか」 染谷千秋 : 「単純に俺と出かけたいってこと?なんだそれ可愛……川とかどう?」 染谷千冬 : 「……川? 紅葉狩りか?」 染谷千冬 : 「……最近……学校のフィールドワークの課題とかで忙しかったのが、久しぶりの休みだから。千秋と過ごしたいと思った」 染谷千秋 : 「ま、そんなとこ。久々にツーリングしよ~。 千冬はどっか行きたいとこあるの?」 染谷千秋 : 「可愛いこと言うね。 貴重な休みもらったからには楽しませますよ~」 染谷千冬 : 「可愛くはない。……俺は特に思いつかないな。千秋の行きたいところに行きたい」 染谷千秋 : 「そういうとこだぞ千冬く~ん」 染谷千秋 : 「りょーかい。じゃ、適当に走らせよっか。準備してくる~」 染谷千冬 : 「?」 染谷千冬 : 「俺も準備してくる」 染谷千秋 : (……) 染谷千秋 : 「おー。寒くなるから厚着しといで~」 染谷千冬 : 「言われなくても」
兄は準備に部屋へと戻ります。 あなたも準備のため、一度部屋に戻ろうとするでしょう。 聞き耳を振ってください!
染谷千秋 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 44 > 成功
ふとテレビの音が耳に入ってきます。 見れば、地域の朝のニュースが放送されていました。 ちょうど近隣のニュースが流れているようで、連続殺人事件が発生しているとアナウンサーが読み上げていました。 『×月某日、〇△町で殺人事件が発生しました。以前の爆撃事件等含め既に死者は何十人にも及んでおり、警察は関連性を追求しております……』 あなたは確かに最近この話をよく耳にすると思いながら、その場をあとにするでしょう。 ・・・ あなたは部屋に戻って、先ほどのニュースについてもう一度思考を巡らせます。 知識で振ってください!
染谷千秋 : CCB<=55 【知識】 (1D100<=55) > 89 > 失敗
あなたの子分やバイト先の人が、最近物騒で怖いと話している記憶がありました。
染谷千秋 : バ先の人に事件について聞いてみます 染谷千秋 : LINEで!
返信があるか幸運どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 85 > 失敗
時刻は朝10時過ぎ。あなたの裏バイトの人脈であれば、この時間に起きている人は少ないのかもしれません……。
染谷千秋 : 「使えねえ」 染谷千秋 : (あの殺人事件、なんか気になるんだよな~) 染谷千秋 : 事件について調べます
図書館どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【図書館】 (1D100<=75) > 85 > 失敗
あなたはスマホで軽く調べましたが、気が急いているからか、ざっと目を通した程度では先ほどのテレビで説明されていたのと同じような情報しか見つけられませんでした。
染谷千秋 : (目ぼしい情報はなし、か……) 染谷千秋 : (千冬待たせるよな。そろそろ行くか)ダッシュで準備して外に出ます
・・・ リビングに戻ると、あなたの兄が既に座って、ずっと流れていたニュース番組を見ていました。あなたが言ったとおり、しっかりと厚着をしています。傍らには少し大きめの鞄がありました。 足音でこちらに気づいたようで、兄はあなたを振り返ると、テレビを消しすっと立ち上がりました。
染谷千秋 : 「よしよし。ちゃんと厚着してるな」 染谷千秋 : 「……てか荷持多くない?どしたのそれ~」 染谷千冬 : 「……大は小を兼ねる」 染谷千秋 : 「にしても兼ねすぎでしょ~。荷物減らせ減らせ」カバンを開けて中身を確認します 染谷千冬 : カバンを掴んだ手を見て、触られないようにカバンを取り返そうとします。
それでもカバンを取ろうとするならSTR対抗ですが、どうしますか?
染谷千秋 : え~~~~~~”??”?”??”?” 染谷千秋 : 「何、見られたくない?」 染谷千冬 : 「……見る必要がない」 染谷千秋 : 荷物の大きさってどれぐらいですか?
大学生の通学鞄ぐらいです。千冬が普段持ち歩いているボディバッグよりは大きいです。
染谷千秋 : 「……」 ちょっとだけ鞄を持った手に力を込めながら引っ張り、千冬の目をじっと見て様子を伺います 染谷千冬 : 困ったような表情を浮かべながら、それでもこれ以上言葉を紡ぐことなく、カバンを持つ手を離さずに千秋の目を見ます。 染谷千秋 : 「……はあ~。わかったよ」 内心しょぼくれながら手を離します 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : いったんカバンを背負います。 染谷千冬 : 「……二人で出かけるのは久しぶりだな。昔は、家族三人でよく遊びに行っていたが」 染谷千秋 : 「しばらくバタバタしてたしな~」 染谷千秋 : 「覚えてる?珍しく千冬が迷子になった日のこと。大変だったんだぜ」 染谷千秋 : 「戻ってきた千冬はケロっとしてるし、母さんは泣いてるしで温度差えぐかったな~。風邪引くかと思ったわ~」 染谷千冬 : 「覚えてる。今思うと迷惑をかけたな……」 染谷千冬 : 「……あの時から、しばらく母さんが心配して、千秋と行動するように言って。それで、迷子にならないように手を繋いで帰った」 染谷千冬 : 「……懐かしいな。手、繋ぐか? あの頃みたいに」 染谷千秋 : 「あの日だったんだよな~」俺が千冬のこと意識し始めたの、と小声で言います 染谷千秋 : 「……いいの?」 染谷千秋 : 「じゃ、千冬君をエスコートさせていただきますよ~。バイクまでご案内~」といってその手を取ります。 染谷千冬 : (てっきりいつもの調子で躱されると思っていた顔) 染谷千冬 : (……まあいいか)
そう言って二人は玄関を出て、それぞれの愛車に跨りました。千秋くんの希望に沿って、川を見に近くの山までバイクを走らせます。 ・・・ 小一時間経って、近くの山に訪れました。この地域ではそれなりに有名な紅葉スポットで、渓流に沿った散歩道と、自然溢れる庭園が人気です。あなたたち以外にも、カップルや家族連れがまばらに歩いています。 二人はバイクを降り、ヘルメットを外して座席にしまいます。そうしてお互いに向き直りました。
染谷千冬 : 「……ツーリングはやっぱり楽しいな」 染谷千秋 : 「だな~。風気持ちい。秋の匂いがする」 染谷千冬 : 「俺も同じことを思った。……人がいれば、同じものを見て、感じて、共有できるんだ」 染谷千冬 : 「……千秋はどこが見たい。まずは渓流か?」 染谷千秋 : 「一人じゃ味わえない感覚だよな。今日出てきてよかった~」 染谷千秋 : 「ん~、せっかく千冬と来たんだし回れるところは全部回りたいよな。近いとこからいこ~」 染谷千冬 : 「わかった。じゃあ渓流から見よう」 染谷千冬 : 「……散歩道の先で売店があるらしい。腹ごしらえもできる」
・・・ あなたたちは渓流沿いのウォーキングコースを歩きます。とはいっても、不揃いな大きさの石が敷かれた、高さもところどころ変わる階段を上っていると、けっこうな体力が必要になります。しかし、若いあなたたち二人なら全く苦でもないのでしょうか。 赤や黄色に移り変わった木々に囲まれ、落ちた木の葉を踏みしめながら歩きます。川の水音がザーと響く中に、鳥のさえずりが時々混じっています。 しばらく階段を上ると、川原まで辿りつきました。地に砂利が広がるその場所では、奥のほうに渓流釣りを楽しんでいる人もいます。
染谷千冬 : 「……運動になるな。さて、川だぞ」 染谷千秋 : 「千冬、専門行って少し体力落ちたか?」 染谷千秋 : 「釣りしよ~」 染谷千冬 : 「高校の時と比べたらやっぱりな」 染谷千冬 : 「……釣り道具を持ってきたのか? 俺は持ってないが」 染谷千秋 : 「持ってない~。けど割り箸とルアーならある~」 染谷千秋 : 「これと売店で何か買って釣り竿作ってみようぜ」 染谷千冬 : 「……なるほど。やってみよう」
あなたたちは簡素な売店で必要なものを購入しました。 うまく作れるかどうか、DEX*5もしくはロールプレイでどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=65 (1D100<=65) > 68 > 失敗 染谷千秋 : ロールプレイをします! 染谷千秋 : タコ糸とテープを割り箸に巻き付け、ルアーにタコ糸を巻き付けます。
久々ですが、上手く作ることができました!
染谷千秋 : 「できた」 染谷千秋 : 「千冬のはこっちね」エサを巻き付けたものをもう一つ作り、千冬に渡します。 染谷千冬 : 「ありがとう」
あなたたちは釣り糸を川に垂らします。 釣れるかどうか幸運どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 20 > 成功 染谷千冬 : CCB<=55 【幸運】 (1D100<=55) > 61 > 失敗
千秋の釣り針に魚が引っかかります。
染谷千秋 : 「お、ラッキー」ひっぱります 染谷千秋 : 「つれたわ」
小さなフナを釣り上げることができました。
染谷千冬 : 「ここでも釣れるんだな」 染谷千秋 : 「試してみるもんだな~。これどうしよ」 染谷千秋 : 「千冬、いる?」 染谷千冬 : 「持ち帰れない。要らない」 染谷千秋 : 「ははは、要らないって。帰りな」魚をリリースします 染谷千秋 : 「久々の釣り満足した~。千冬はどうだった?」 染谷千冬 : 「釣りは千秋と家の近所でザリガニを釣ってたぐらいだったが……釣り場で釣るのも楽しいんだな。いくらでもできそうだ」 染谷千秋 : 「身近にあるものでできるのもいいよな~」 染谷千冬 : 「意外とできるもんなんだな。でも……道具を揃えてみたくなった」 染谷千秋 : 「さてはハマったな~?今度道具見に行こうぜ。おすすめの店があるんだ」 染谷千冬 : 「……そうだな」 染谷千冬 : 「……もう少し上ったところに、展望スポットがあるらしい。行きたい」 染谷千秋 : 「おっけ~。……千冬、手」手を出します 染谷千冬 : 「?」よくわからないまま千秋の手に自分の手を重ねます。 染谷千秋 : 「れっつごー」その手を握って歩き出します 染谷千冬 : 「……やっぱり好きなんだな」 染谷千秋 : 「ん~?うん。……好きだよ。ずっと」 染谷千冬 : 「千秋はしっかりしてる。けど、もっと甘えていい」 染谷千秋 : 「俺は十分甘えてますよ~。誰かさんのおかげでね」 染谷千秋 : 「千冬こそ、俺を頼れよな。……大事なこと程言わないだろ、千冬は」 染谷千冬 : 「誰かさんって……俺のことか? 俺は千秋に、兄らしいことをしてやれた記憶がない。今日話してたみたいに、迷子になったのも俺のほうだ。千秋はいつだって、手がかからなかった」 染谷千冬 : 「……俺は十分に千秋を頼っているよ」 染谷千秋 : 「兄らしい、ね……」 染谷千秋 : 「……迷子になったのはたまたまだろ。千冬はいつも俺の側にいてくれた。それで十分だよ」 染谷千秋 : 「俺が手がかからないように見えるんなら、それは千冬以外どうでもいいから面倒事が起きないように立ち回ってるってだけじゃね~?」 染谷千秋 : 「まあ、頼ってくれてんならいいけどさ。もっと甘えてもいいからな~」 そう言って千冬の頭を撫でます。 染谷千冬 : 「そういうところだ。……俺以外どうでもいいなら、もっと俺に自分のことを言ってくれてもいいのに」 染谷千冬 : 「いや……違う。とにかく、千秋はもっと人に、友だちに、自分の思ってることを伝えていいんだ」 染谷千秋 : 「……は~い」 染谷千秋 : 「千冬~」足を止めて千冬の方に向きます。 染谷千冬 : 「何だ?」 染谷千秋 : 「好きだよ」 染谷千秋 : 「千冬のためなら何でもできる」 染谷千秋 : 「これが俺の本音~」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……俺も好きだ」 染谷千冬 : 「俺も、千秋のためなら何でもできると思っているよ」 染谷千秋 : 「……」千冬の頬に手を当てます。 染谷千秋 : 周りに人はいますか?
人がいるか幸運どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 8 > スペシャル
あたりに人はおらず、自然の音だけが聞こえています。
染谷千秋 : 顔を近づけて千冬の様子を伺います 染谷千冬 : 千秋の瞳を覗いて、唇に口づけします。 数秒して、唇を離します。 染谷千秋 : 繋いでいない方の手をとり、指を絡めてもう一度キスします。 染谷千冬 : 絡められた指を、ぎこちなく握り返します。 頭を傾げ、より深くその唇に触れます。 染谷千秋 : さらに深く口付けます。 数秒して顔を離し、おでこを千冬のおでこにくっつけてその顔を観察します。 「夢みたいだ」 染谷千冬 : 千秋の瞳をじっと見返しながら笑います。 「そうだな」 染谷千秋 : 「…いつから気付いてた?」 染谷千冬 : 「……一年前」 染谷千秋 : 「隠してるつもりだったんだけど」そういって千冬の腰に手をまわします 染谷千冬 : 優しく微笑みます。千秋の腰に手を回して、抱きしめて、千秋の頭に横から軽く凭れかかります。 染谷千秋 : 抱きしめてその頭を撫でます。 「ずっと好きだった」 染谷千冬 : 「……俺もだ」 染谷千秋 : 千冬の照れ顔を見て衝動に駆られ、キスをします 染谷千冬 : 「……っ、」急だったので少し驚きますが、受け入れます。 染谷千秋 : 「かわいー…」キスを繰り返します 染谷千秋 : 「はぁ……今すぐ抱きたい」 ボソッといいます 染谷千冬 : 「……」(なんとなく俺が抱く側だと思ってたけど、そうか) 染谷千冬 : 「……」(……まあいいか) 染谷千冬 : 「ここは外だ」 染谷千秋 : 「家だったらいいってこと~?」 染谷千冬 : 「……いい」頷きます。 染谷千秋 : 「……」(いいのかよ……) 染谷千秋 : 「ならはやく帰……じゃなくて、展望台いこうか~」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……そうだな。ずっとここにいてもしかたない」 染谷千秋 : 千冬の手をとって歩きます。
許されないと思っていた想いが、兄と通じ合っていたのです。なんと夢のような時間なのでしょうか。 しかし、人が通る可能性のあるこの場所で、あなたの理性がようやく自分を引き留めました。 あなたは兄の手を取って、先へ歩き出しました。 ・・・ 展望スポットは大きな広場になっていて、端が木の柵で囲まれ、街が一望できます。公園にあるような遊具が置かれているほか、街の地図が貼られた案内板や自販機、いくつかのベンチが置かれ、売店もあり、少し休憩できるようなスペースになっていました。人が数名いて、街の写真を撮ったり、休憩したり、子どもが遊具で遊んだりしています。
染谷千秋 : 千冬の様子を観察します。手を繋いだままなので人に見られていやじゃないか、落ち着かない気持ちではないか、などをみます
兄のことを観察しましたが、平然としていて普段と何も変わりありません。
染谷千秋 : 安心します 染谷千秋 : 「千冬喉乾いてない?」売店の方よってきます 染谷千冬 : 「渇いた。何か買おう」 染谷千秋 : お茶を2つ買います 染谷千秋 : 「どうぞ~」キャップを開けて千冬に渡します 染谷千冬 : 「ありがとう」ゴクゴクと飲みます。 染谷千冬 : 「……千秋もお茶が好きだったか?」 染谷千秋 : 「ま、たまには千冬と同じの飲もうかなって~」(甘いの飲んでキスする時口臭かったら嫌だし) 染谷千冬 : 「そうか」 染谷千秋 : 「にしても暑くなってきたな。千冬暑くないか~?」千冬のダウンジャケットの前を少しだけ開けます。 染谷千秋 : 「ここ何あんだろ。あそこに案内板あるし見てみる?」 染谷千冬 : 「確かに、けっこう歩いたのもあって暑いな。ありがとう」 染谷千冬 : 「見る」
案内板を見に行くと、そこには街の地図と、この街の歴史が書かれていました。地図には、遠くに見えるいくつかの大きな建物について注釈がされています。
染谷千冬 : 「ここからでもあのビルは見えるんだな。……俺たちの家は、あっちのほうか」 染谷千秋 : 「遠いとこまできたね~。お、ここ昔よく行ってたデパートだ」 染谷千冬 : 「眺めが良いな」ポケットからスマホを取り出し写真を撮ります。 染谷千秋 : 写真をとってる千冬をすかさず撮ります。 染谷千秋 : LINEの返信ってきてますか?
幸運どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 38 > 成功
返信が届いていました。 「あー前言ってた事件? けっこうきな臭いところがあってさ、~……」 情報をまとめると、以下のような内容です。 ・夜道襲われるような、無作為な連続殺人事件に加え、隣町のショッピングモールが爆破され数十人の死者が出た爆破事件、自殺掲示板で死者を募るような自殺者大量刺殺事件など。 ・すべて犯人の証拠すらとらえられず、あまりにも足取りがつかめないことから一部には人間の仕業ではないと噂されている。 「あんたも帰り道とか気をつけなよ~こんなバイトやってるあたしが言うのもなんだけど」
染谷千秋 : 『あんがと~。お前もな。他にも何か情報入ったら共有してくれ』 と返信して可愛いスタンプ送ります 染谷千秋 : 「デートにごめんな。バ先から緊急の連絡きて返信してた~」 染谷千冬 : ふって笑います。 「別に気にするな」 染谷千秋 : その表情を見てもう一度写真を撮ります。 染谷千秋 : 「千冬、次はあれで遊ぼうぜ」といって遊具を指さします 染谷千冬 : 「いいな。……こういうところの遊具って、近場の公園のとはちょっと違ってる。だから好きだった」 染谷千冬 : ボルタリングのようなでこぼこがある坂を、ロープを握って勢いよく駆け上がる。 「……千秋」 染谷千秋 : 「わかる。遠くにきた、って特別感あるよな~」 染谷千秋 : 「はは!待てって」千冬の後に続いて駆け上がります。
近くの遊具で遊んでいる子供たちがちらりと見ましたが、おかまいなしに遊びます。まるで幼い頃に戻ったかのようです。アスレチックのある公園で、母に見守られながら二人で日が暮れるまで遊んだあの時を思い出すでしょう。
染谷千秋 : (千冬がはしゃぐ姿久々に見たな)母が死んでから今までの間、見ることのできなかった千冬の表情を見て嬉しさを覚えます 染谷千秋 : 「あち~」上着を脱ぎます 染谷千秋 : 「千冬も脱ぎな」脱がせます 染谷千冬 : 「温かくなってきた」千秋が引っ張る手に合わせて身を捩りダウンジャケットを脱ぎます。 染谷千秋 : 「喉乾いたろ、ほら」ダウンジャケットを持って飲み物を渡します。 染谷千冬 : 「……うん。ありがとう」素直に受け取り、喉仏を上下させてごくごくと一気に飲みました。もう残りが僅かになっています。 染谷千冬 : 「……俺より自分を優先しろ。千秋も飲め」 染谷千秋 : 「俺は代謝がいいからあんま水飲まなくていいの~」千冬のペットボトルを取り、残りを飲み干してから近場のゴミ箱に捨てます。 染谷千冬 : 「……そうなのか?」疑問を浮かべながら、そういうものなのかと一旦飲み込みます。 染谷千冬 : 「……ずっと占領していてもみんなに悪いな。移動するか」 染谷千秋 : 「お~。次いきたいとこある?」どうでもいいけど千冬がそう言うならまあいいか…と思います 染谷千冬 : 「動いて腹が減った。さっきの売店でつまめるものを買って、庭園に行こう」 染谷千秋 : 「そいや飯食ってなかったっけ。いこいこ~」千冬の手を繋いで歩きます 染谷千冬 : (……こうして手を繋いでいると、本当に昔に戻ったみたいだ。俺が迷子になってからしばらく、千秋と手を繋いで帰った毎日……。 あの時千秋は、しかたないからって手を繋いでたけど、でも少し笑ってて、楽しそうだった。俺はそれが嬉しかった。 俺たちは、あの時と同じなのだろうか。それとも――) 染谷千冬 : 手をしっかり握り返して、売店に向かいます。
売店の食べ物コーナーでは、先ほど買った飲み物のほか、お菓子やホットスナック、ソフトクリームが売っています。
染谷千冬 : 「……からあげだな」 染谷千秋 : 「はいは~い」おにぎり、唐揚げ、お茶、ソフトクリームを買います。 染谷千秋 : 「どーぞ」ソフトクリーム以外を千冬に渡します。 染谷千冬 : 「……おにぎりとお茶は言ってないぞ」そう言いながらもおにぎりの包装を取って頬張ります。 染谷千秋 : 「からあげだけじゃ夕飯まで持たないだろ~」 染谷千秋 : 「あ、これウマい。千冬、これ食べてみろよ」そういってソフトクリームを千冬の口元に持っていきます 染谷千冬 : 差し出されて、千秋の持つソフトクリームをぱくりと口に含みます。 「うまいな」 染谷千冬 : 「ほら」唐揚げ一つにつまようじを刺して、千秋の口元に寄せます。 染谷千秋 : 「ん。さんきゅ~。うま~」差し出された唐揚げを頬張ります。 染谷千秋 : 「アイスと揚げ物の組み合わせって何かハマる」 染谷千冬 : 「美味しいよな。……おにぎりも要るか?」 染谷千秋 : 「な。マックシェイクとポテトの組み合わせとかも好きなんだよな~」 染谷千秋 : 「それ具なに?中身ランダムらしいぜ」 染谷千冬 : 1: しゃけ 2: ツナマヨ 3: おかか 染谷千冬 : 1d3 (1D3) > 2 染谷千冬 : 「ツナマヨだ」 染谷千秋 : 「要る」 染谷千冬 : おにぎりを手渡します。 「いっぱい食べろ」 染谷千秋 : 「この時間あんま腹減らないんだ」差し出された手を掴みそのまま一口食べます 「ん。やっぱおにぎりの具はツナマヨ一択だな」 染谷千冬 : 「……学校で昼ごはん食べてるか?」 染谷千秋 : 「何、心配してくれてんの~?大丈夫、ちゃんと食べてるよ。今日はたまたま減ってないだけ」 染谷千冬 : 「……」(俺を心配させないようにそう言ってるだけかもしれない) 染谷千冬 : 「……ちゃんと食え」 染谷千秋 : 「信じてないな~?ちゃんと食べてますよ~。ほら、今だって──」 染谷千秋 : 「げ。溶けてる」ソフトクリームをあわてて舐めます 染谷千冬 : 腑に落ちないまま、唐揚げをばくばく口に入れて食べ終わりました。またお茶を飲んで水分補給して、千秋が食べ終わるのを待っています。 染谷千秋 : 「……」食べる速度が明らかに落ちます (溶けたアイス……不味……) 染谷千秋 : 「……千冬」溶けたアイスを差し出します 染谷千冬 : 千秋のひょいとソフトクリームを手に取って、ぱくぱく食べ進めます。 「うまい」 染谷千冬 : 千秋の残したソフトクリームを瞬く間に食べ終えました。 染谷千秋 : 「さんきゅ~………。千冬君がいてよかった~」 染谷千秋 : 「さて、腹ごしらえも済んだし庭園いこうか~」売店でもらったお手拭きで手を拭きながら立ち上がります。 染谷千冬 : 「そうだな」
そうして二人は立ち上がりました。先ほど恋心を通わせたとは思えないほどに、自然と手を繋いで、庭園へと向かいます。その姿が人々の目にどう映るのか――恋人なのか、ただの兄弟なのか――彼ら二人にはわからないでしょう。 ・・・ 庭園に訪れて入園料を払えば、30分ほど歩いて回れるような庭園が広がっていました。様々な植物と木々、鯉の泳ぐ池が点々としています。
染谷千秋 : 「わお。色んな種類あるな。……あ、千冬。これこの前ハリポタで見たやつじゃね?」 染谷千冬 : 「似てるな」スマホで写真を撮ります。 染谷千秋 : 写真をとってる千冬をすかさず撮ります。 染谷千秋 : 「アクシオ~」千冬に向かってふざけて言います 染谷千冬 : 「?」一瞬固まって、理解して、千秋のほうに戻ります。 染谷千秋 : 「はは!……リクタスセンプラ!」千冬の頭を撫でてから続けてふざけます 染谷千冬 : 「……ははははははは」 棒読みで笑います。 染谷千秋 : 「あははは!」そんな千冬を見て笑います 染谷千冬 : 「……」目を細めて微笑んでいる。 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「こんな場所でそんな可愛い顔するなよな~」 染谷千秋 : 「ほら、次いくぞ~」千冬の手を引いて池の前にいきます 染谷千冬 : (……よく俺のことを可愛いって言うが、納得がいかない。でも、千秋がどう思おうと、俺が口出しできるものではない) 染谷千冬 : 「……」考えこみながら引っ張られています。 染谷千秋 : 「どした~千冬、何考え込んでんの」 染谷千冬 : 「……俺は可愛くない」 染谷千秋 : 「はは、そういうとこだよな~」 染谷千秋 : 「お、鯉に餌やれるって。千冬、やってみる?」 染谷千冬 : 「やるか」 染谷千冬 : 「!」 染谷千秋 : (千冬、こういうの好きなんだよな~。ワクワクしててか~わい) 染谷千冬 : 「千秋、エサ」千秋にエサを手渡します。 染谷千秋 : 「さんきゅ~。はは、食べてら」 染谷千秋 : 「ほら、千冬。残り」残りのエサを手渡します 染谷千冬 : 「ああ」 染谷千冬 : 「……集まってきてる。可愛いな」 染谷千秋 : 「だね~」千冬の方を見ながら答えます 染谷千冬 : 鯉がエサを食べてる様子も写真に収めます。 染谷千冬 : 「……行こう」 染谷千秋 : 「れっつご~」手を握って残りを見て回ります
道順に沿って二人はゆっくりと歩きます。
染谷千冬 : 「自然溢れる場所は、心が落ち着くな」 染谷千秋 : 「だな~。ここ、たまに来るのもいいかもな~」 染谷千冬 : 「……千秋と来れて良かった」 染谷千秋 : 「俺も」 染谷千秋 : 「……千冬」 染谷千秋 : ここに人影はありますか?
では1d6振ってください。
染谷千秋 : 1d6 (1D6) > 1
あたりに人はいませんでした。
染谷千秋 : 「俺、今日のことは絶対忘れないから」そういって千冬に近づいてキスをします 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……俺も、忘れない」
ただの一対の番が逢瀬を楽しむかのような、夢のような時間。 端から見れば自分たちが兄弟であるなんて誰もわからない。 ――恋人同士のように振舞ったって、誰にも。 駐車場にまで戻ってきたあなたたちが、バイクに荷物をしまおうとしたその時、千冬の携帯電話が鳴り響きました。 着信表示を見た瞬間、千冬は一瞬動きを止めます。 しばらく無視するかのように携帯電話へ手を伸ばさずにいた千冬ですが、しつこく鳴り響くコール音に根負けしたようです。
染谷千冬 : 「……出てくる」 染谷千秋 : 「……誰?」 染谷千秋 : (千冬の電話番号知ってるのは俺だけだと思ってたけど) 染谷千冬 : 「…………学校の人だ」 染谷千秋 : 「……随分しつこいな。名前は?」監視対象にいれるため、千冬のスマホに表示された名前を見ます。
目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 47 > 成功
画面には「伯母さん」と書かれていました。 千冬はバイクの上に荷物を置いて、立ち去ろうとします。
染谷千秋 : 止めます! 染谷千冬 : 「? 何だ」 染谷千秋 : 「俺に嘘ついてるだろ」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「……千冬」 染谷千冬 : 「……ごめん。とりあえず。出てくるから。来るな」 染谷千秋 : 「嫌だ。出たいならスピーカーにしてここで出ろよ」 染谷千冬 : 「……困る」 染谷千秋 : 「何で」 染谷千秋 : 「千冬、今日たまに様子おかしかったよな。それが原因?」 染谷千冬 : 「様子? よくわからないが、違う。……気にするな」 染谷千冬 : そう言ってその場から走って離れます。 染谷千秋 : 「は、」 染谷千秋 : 追いかけます
DEX対抗です。70%で振ってください。
染谷千秋 : CCB<=70 (1D100<=70) > 26 > 成功 染谷千秋 : 「千冬、」
あなたは走って離れようとした千冬を追いかけて掴み、引き留めます。
染谷千冬 : 「……なんで止めるんだ」 染谷千秋 : 「止めるに決まってる。出たくない電話なんだろ、それ」 染谷千秋 : 「俺にはまた何も言ってくれないの」手に力をこめます。 染谷千冬 : 「……やっぱり、出なきゃいけないんだ。そうじゃないと、またかかってくる」 染谷千冬 : 「……千秋には聞かれたくない。ごめん……離してほしい。お願いだ」 染谷千秋 : 「なら壊せばいいだろ。叔母さんだって──……」 染谷千秋 : 「……、はぁ。わかったよ」手を離します 染谷千秋 : 「じゃ、俺ここで待ってるから~」 染谷千秋 : 聞き耳ふれますか? 染谷千冬 : 「……」優しく頭を撫でて、その場を離れます。
離れながら電話をかけなおした千冬は、相手と繋がったようで、小さな話し声がします。聞き耳どうぞ。
染谷千秋 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 39 > 成功 染谷千冬 : 「母さんのことなら、――」
離れていく間際、一瞬だけ千冬の声を聞き取ることができました。 バイクの上にある彼の荷物と、そしてあなたが、その場に取り残されました。
染谷千秋 : (……母さん?何で叔母さんと母さんの話を?遺産で揉めてるとかないよな?) 染谷千秋 : 荷物の中身を見ることはできますか?
――今なら荷物の確認ができるかもしれない、そう思ったあなたはそれに目を向けます。その荷物からは何かの古びた分厚い本のようなものがはみ出していました。表紙には何も書かれていません。
染谷千秋 : 背表紙から本のタイトル、裏表紙、中身をざっと確認します。
タイトルや裏表紙にも何も書かれていません。あなたは不審に思って、中身を開きました。 開いてみれば、どうやら誰かの日記帳のようです。 日記帳――
xx.xx(約30年前)
神様。お願いします。 フユとずっと一緒に居られますように。
ナツ
どうかお願いします神様。私が消えちゃってもいいから、フユを助けて。
ナツ
・・・・・
xx.xx(約20年前)
我が子が流産の危機にあると言う。 医者に覚悟しておいてほしいと言われた。 妻の安全を考えれば、私は我が子をあきらめるべきなのかもしれない。 それでも、私の可愛い子を見捨てることなどできない。 先に生まれてきてくれた子の温かさを知った今では、私は。 私がどうなっても良い。神よ、もし私の命を彼に分け与えられるのなら、どうか。 どうか、我が子を助けてくれ。
フユ
・・・・・
xx.xx(約1年前)
■と■■■を助けてください。
■■■ (その下に小さく赤文字で「 99 人の■と、■■の■■■の存在」と書かれている)
・・・・・
xx.xx(数か月ほど前)
■■■は好きな人間がいるらしい。 知っていた。それでも俺は、あいつを愛してる。 ■■■ の中に自分が残ってほしいと願う俺がいる。 愛を受け取れないならどうか、■■■に俺を殺してほしい。
アキ 目星を振ってもいいですよ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 13 > スペシャル
それぞれのページに書かれている筆跡がまったく違うことが分かります。
染谷千秋 : ・一年前の筆跡と母親の筆跡 ・数ヶ月前の筆跡と千冬の筆跡 これらは同じものですか?
母親の筆跡から処理します。 知識と目星をそれぞれ振ってください。
染谷千秋 : CCB<=55 【知識】 (1D100<=55) > 62 > 失敗 染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 37 > 成功
あなたは母親の筆跡を思い出そうとしましたが、上手く思い出せず、同じかどうかの判断ができませんでした。 続いて千冬の筆跡についてです。知識と目星どうぞ。
染谷千秋 : (家に家計簿あったよな……後で見るか) 染谷千秋 : CCB<=55 【知識】 (1D100<=55) > 39 > 成功 染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 58 > 成功
あなたは千冬の筆跡を思い出しました。買い物メモでよく見る、千冬の昔から変わらない癖のある字を。 数ヶ月前の記述と見比べますが、筆跡は異なっているようです。
染谷千秋 : 1. 日記に書いてある日付は、連続殺人事件や爆破事件が起こった日と近いですか?2. 日記帳に書かれた日付に千秋は心当たりはありますか? 例:20年前の日付が父親が死んだ日と近いか、1年前の日付が母親が死んだ日と近いか、など3. 「99 人の■と、■■の■■■の存在」について調べた時目ぼしい情報があるか
最近世を騒がせている殺人事件は、ここ一年以内に不定期に発生しています。 あなたは父親が亡くなった日について、詳しい日付を知りません。ただ「あなたが生まれた時」に亡くなったと聞いています。それについて、今まで意識することも特にありませんでした。 それを思い返して日付を見ると、あなたの生まれた年が書かれており、日付もあなたの誕生日と近いです。 1年前の日付は、確かに母が亡くなった日と同一です。
染谷千秋 : (奇妙な程日付に見覚えがある……)
「99 人の■と、■■の■■■の存在」について、不思議なことにほとんどの文字が読み取れません。この記述から情報を得るのは難しそうです。
染谷千秋 : スマホを取り出し本と中身の写真を撮ってバ先の人間に送ります。 『悪いけど、さっきの件に加えてこの本について調べてくんない?』『例のやりたくないって言ってた案件が来たら俺がまた代わるからさ~』 染谷千秋 : 本はそれぐらいにして鞄の中を見ます。
目星どうぞ。
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 94 > 失敗
特に変わったものは見つけられませんでした。 幸運もどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 94 > 失敗
LINEの返信はまだ来ないようです。二度寝したのでしょうか……。 日記を読み終え、他のものを探そうとした時、あなたの兄が戻ってきたのが見えました。
染谷千秋 : (バ先の子に)舌打ちしながら急いで鞄の中身を戻します。
慌てて鞄に本をしまい込めば彼にはばれなかったようで、あなたのもとへ帰ってきます。
染谷千冬 : 「ごめん。……待たせた」 染谷千秋 : 「いいよ」千冬の様子を観察します。
目星どうぞ
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 40 > 成功
千冬は少し疲れた様子です。
染谷千秋 : 千冬をバイクに座らせて頬に手をあて、目元を指でなぞります。 染谷千秋 : 「お疲れ。……どうだった?」 染谷千冬 : 「問題ない」 染谷千冬 : 「俺は大丈夫だ。家に帰ろう。……途中で晩飯の買い出しをしよう」 染谷千秋 : 「……。はいはーい」上着来てバイクに跨ります。 染谷千秋 : 「千冬、あのさ。さっき──」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「……いや、なんでもない。じゃ、帰るか~」 染谷千冬 : 「……」(また飲み込んだ。でもきっと、俺がさっきから黙ってるからだ) 染谷千冬 : 「……」(千秋が思ってることを言ってくれないのは、悲しい。でも俺は答えられない。だからやっぱり、千秋の優しさに甘えるしかない。……ごめん) 染谷千冬 : 「ああ」 染谷千秋 : ヘルメットを被りながら千冬に聞こえないようひとりごちます。 「『千秋のためなら何でもできる』、ね」 「……はは、冗談じゃない」 染谷千秋 : バイクを走らせます!
二人は来た道を戻ります。途中でスーパーに寄って、買い出しをして。今日は千秋の好物のメニューです。
――お互いに隠し事を抱えながら、それでも相手を想う気持ちだけは確かなのでした。 ・・・ ご飯を済ませた後、それぞれシャワーを浴びるなどをし、眠る準備を整えています。
あなたの送ったLINEに返信がありました。 『何その本? 書いてることはよくわかんないけど、ただの日記帳みたいだし、さすがに手がかりなさすぎ~』
染谷千秋 : 『拾ったやつ。「99人の■と、■■の■■■の存在」は?』おくりかえします
幸運どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=80 【幸運】 (1D100<=80) > 68 > 成功
すぐに返信が届きます。 『なんでそこ伏せたの?』
染谷千秋 : 『元からこうだったんだよ』
『目悪い?』
染谷千秋 : 『ばーか』
『「99人の■と、■■の■■■の存在」って書いてるでしょ。悪いのは目じゃなくて頭?』
染谷千秋 : 首かしげてるうさぎのスタンプ送ります
『あ、ごめん変なこと言っちゃった。しっかり休みなー』
染谷千秋 : 『疲れてないって。これについて知ってることない?送った写真の、赤字んとこにある単語だよ』 染谷千秋 : 返信を待つ間に家計簿と戸籍張本と相続にまつわる書類を漁ります
『単語?こんなの聞かれても。物騒だねとしか。…もしかして変なことに関わってる?やだよあたし巻き込まれるの』 家計簿は見つけることができましたが、戸籍謄本と相続についての書類は見つけられませんでした。
染谷千秋 : 『物騒?これが?』 染谷千秋 : 家計簿の筆跡を見ます 染谷千秋 : 千冬が風呂に入っている間に部屋に入り、先程の本があるか確認します 染谷千秋 : あと部屋にあるブラックライト含めもろもろ持っていきます
『99人の■とかよくわかんないけどヤバそう。…子どもの落書きとかだよね?何マジになってんの』 家計簿の筆跡を見て、あなたは母の筆跡を覚えました。
染谷千秋 : 『なんか気になるんだよな~』電話します
電話に出てくれます。 『ちょっと、あたしもヒマじゃないんだけどー』
染谷千秋 : 電話しながら母の筆跡と本の筆跡を比べます
目星どうぞ
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 55 > 成功
本のどのページと見比べても、母の字ではなさそうです。
染谷千秋 : 『まあいいだろ。少し付き合ってよ~。99人のなんだって?』 染谷千秋 : 電話しながあら、読み取れない部分に懐中電灯やブラックライトを当てて該当箇所の変化を見ます。光を反射するかどうか、など少しでも変わる箇所があれば知りたい
『だから、99人の■と■■の■■■の存在!あたしをビビらせようとしてるの?やめてよもう最近十分怖がってんだから』 あなたには上手く聞き取れないところがありました。 色々試しても、特に変化はありません。
染谷千秋 : 『……んん?上手く聞こえない。もうちょっとはっきり発音して~。 てかまだあのDV彼氏を付き合ってんの~?早く別れなよ』 染谷千秋 : 日記を鞄に戻し千冬の部屋を出ます。
『あたし超大声で喋ってるんだから聞こえないならあんたの問題!ってか怖がってんのはDV彼氏じゃなくて最近の連続殺人事件!DV彼氏とは別れた!もう知らない!もういい?あたしもうすぐバイトなの』 (あとからLINEで聞いた情報)
夜道襲われるような、無作為な連続殺人事件に加え、隣町のショッピングモールが爆破され数十人の死者が出た爆破事件、自殺掲示板で死者を募るような自殺者大量刺殺事件など。 すべて犯人の証拠すらとらえられず、あまりにも足取りがつかめないことから一部には人間の仕業ではないと噂されている。
染谷千秋 : 『その単語だけ上手く聞き取れないんだよな……。ごめんごめん、切るよ。気をつけろよ~』 染谷千秋 : 返事は聞かずに、風呂場に近寄り千冬の様子を伺い、千冬のスマホの位置を確認します。
千冬の様子を窺おうと風呂場に近寄りました。シャワーの水音は聞こえていません。スマホは替えの服の上に置かれています。
染谷千秋 : 千冬にバレないようスマホを回収します
回収しました。
染谷千秋 : スマホのパスワードを解除します 染谷千秋 : 自分の誕生日入力します
解除できません。
染谷千秋 : 母の誕生日と命日、千冬の誕生日を続けて入力します
千冬の誕生日を入れると解除できました。
染谷千秋 : 叔母の連絡先を自分のスマホに移し、スマホの画像欄を月別で見てから叔母とのやり取りを見ます
伯母への連絡先を控えました。 画像欄には千冬が今まで訪れたであろう風景の写真がたくさん表示されます。 伯母とのやりとりを探すと、前回は半年前のようです。
染谷千秋 : 叔母とのやり取りが始まったのはいつからですか?
およそ一年前のようです。
染谷千秋 : (母さんがいなくなってからだ。今日話してた内容は、母さんの死と関係あるのか?) 染谷千秋 : 「千冬、俺先寝るからな、おやすみ。程々にして出ろよ~」と声をかけながら風呂場にはいります。 染谷千秋 : そしてスマホをそっと戻します。
「……おやすみ」 少しして、浴室ならではの籠った声が返ってきました。
染谷千秋 : その後自分の部屋に戻り、下っ端に電話かけて殺人事件について調べさせます。 染谷千秋 : (結局何もわからなかったな……)
下っ端たちは震えながらも了承してくれるでしょう。
染谷千秋 : 「……」千冬と通じ合った喜びを噛み締めながら寝転びます 染谷千秋 : 「……」(今日一日を振り返ってる顔) 染谷千秋 : 「……」(千冬とした話を思い出してる顔) 染谷千秋 : 「……」(抱く抱かないの話を思い出した顔) 染谷千秋 : 「!」身体を起こし、千冬の部屋にいきます 染谷千冬 : 風呂から上がり、部屋に戻ってきて驚きます。 「……どうしているんだ」 染谷千秋 : 「昼、言っただろ~」 染谷千秋 : 「……忘れたと思った?」千冬の手をとりベッドに引き寄せます 染谷千冬 : されるがままで、ベッドに座りかけます。 「気分じゃないのかと思った」 染谷千秋 : 「まさか。……俺がどんなに千冬のこと好きか、千冬は知らないでしょ」 染谷千秋 : 「ずっとこうしたかった」千冬を抱きしめます 染谷千冬 : (おやすみ、は俺をからかっていたのか? それとも、気が変わった?) 染谷千冬 : (……俺のほうが、ずっと好きだ。もし千秋と家族以外の関係だったらって、何度も考えた。だから俺は期待してしまったし……結局、そんな夢を見てはいけなかったんだと思った。でも、千秋はこうして……) 染谷千冬 : 「……俺もだ」強く抱きしめ返します。 染谷千秋 : 「千冬……、」口付けを深くしながらシャツに手を滑り込ませ、そのまま千冬を押し倒します。 染谷千冬 : 「……」ごくりと息を吞みこんで、千秋の瞳をじっと見つめます。 染谷千秋 : 「……」ふっと笑って千冬のおでこにキスし、「千冬、手ぇあげて」と言います。 染谷千冬 : 「……自分でできる」着ていたシャツを脱いで、ベッド脇に落とします。 染谷千秋 : 「……俺がやりたかったのに」少し不貞腐れながら言い、千冬の胸に口付けを落とします。 染谷千冬 : 千秋の背に優しく手を回します。 「夢みたいだ」 染谷千秋 : 「……はは、そうだな」 千冬の瞳を見つめて笑います。 染谷千秋 : 千冬の脚に身体を割り入れ、そのまま脚を持ち上げます。 「男同士でヤる時、どこ使うかか知ってる?」 染谷千冬 : 「…………」 染谷千秋 : 「……。俺入れる側やりたいんだけど、……千冬は?」 染谷千冬 : 「どっちでも構わない。……千秋の好きにしてほしい」 染谷千秋 : 「ん……わかった」ほっとしながら答えます。 染谷千秋 : 「……今日は慣らすだけな。千冬は楽にしてろよ~」千冬のズボンを器用に脱がし、用意していたローションとコンドームを取り出します 染谷千冬 : 「……嫌だ」 染谷千冬 : 「俺はどうなってもいい。痛くても、別にいい」 染谷千冬 : 「遠慮なんて要らない」 染谷千冬 : 「千秋がほしい……千秋の好きにして、」 染谷千冬 : 「俺を、犯してほしい」 染谷千秋 : 「……っ、……」小さく息を飲み、ゴクリと喉を慣らします。 染谷千秋 : 「そんな言葉どこで覚えてきたの?」 染谷千冬 : 「どこかで覚えたわけ、ないだろ。……千秋」 染谷千冬 : 「…………好きだ」 染谷千秋 : 「…悪い。動揺して変なこと言った。今のは忘れて」 染谷千秋 : 「……俺も」 染谷千秋 : 「千冬。……千冬が気持ちよくないなら、やったって意味がないんだ。千冬が大事なんだから、痛がることや苦しいことはしたくない」 染谷千秋 : 「絶対にやめないから。辛かったら言えよ。……お願い」 染谷千冬 : 「……わかった」
あなたたちは再び、深く口づけを交わします。 千冬の体に触れて、至るところにキスを落として。 千冬の中心を手のひらで刺激すれば、それに彼は息を漏らします。 指でゆっくりと鳴らしてから、千冬の中へ挿入し、あなたのもので満たします。 千冬を見れば、口元を綻ばせながら、不思議と泣き出しそうな顔で、あなたのことを見つめていました。 千冬を気遣う言葉をかけても、彼は強情に答え、自分で無理やり動こうとします。それを引き留めて、あなたは千冬を傷つけないように優しく――そしてついに、自らの欲を吐き出しました。
互いを求めて愛し合った、夢のような時間。 叶わないと知りながら、ずっと想い続けてきた。そんな兄が、本当に自分のものになったんだ! あなたは溢れる喜びに震えます。同じベッドで横になっている彼の顔を見つめながら、兄が眠るまでを見届けて、温かな気持ちで眠りにつくでしょう。 ・・・ 聞き耳どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 25 > 成功
あなたは物音で目を覚まします。体を起こすと兄が、部屋から出ていこうとしていました。
染谷千秋 : 「……ちふゆ?」 名を呼びつつスマホで時刻を確認します
画面を点けると、22:30と表示されています。
染谷千冬 : 「起こして悪い。トイレだ」 染谷千秋 : 千冬の様子を確認します。
目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 90 > 失敗
暗くて表情がよく見えませんでした。
染谷千秋 : 「ん……」手を振ってもう一度布団に入ります
千冬は部屋から出ていきました。
染谷千秋 : 「……」寝付きが悪いので完全に目を覚まします。スマホでLINEやニュースなどを確認します。 事件に関する追加の情報や手下からの連絡はありますか?
追加の情報はまだ調べられていないようです。 もう一度聞き耳をどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 26 > 成功
あなたがしばらく起きていようとスマホを操作していると、ガチャ、と玄関の扉が開く音が聞こえました。
染谷千秋 : 「……?千冬?」起きて玄関を見に行きます
玄関に向かうと、千冬の靴がありません。
染谷千秋 : すぐに外に出て千冬が行った方向を確認します。
遠くに走っていく人影が見えましたが、角を曲がったためすぐにその姿は見えなくなってしまいました。
染谷千秋 : 上着を羽織り、千冬のスマホに勝手にいれてるGPSを見ながら後を追いかけます。
あなたは嫌な予感を覚え、家を出て走ります。 GPSを見ながら追いかけると、兄は一つの廃墟にたどり着いたようです。 そこは大きなコンクリートビルだったようで、使われなくなり久しくなった場所でした。 どうしてこんなところに来たのだろうとあなたは疑問を感じながら、足は止めることなく中へ進んでいくことでしょう。 目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 17 > 成功
窓ガラスの破片や汚れた泥に、誰かが踏んだような跡があることに気が付きます。 それはどうやら何階か上、階段の先まで続いているようで、寂れた案内板を見れば服飾店の店舗が入っていた場所のようでした。 あなたが足跡を追いかけて上の階まで歩みを進めると、たくさんの人の形をしたものが倒れているのが見えました。 聞き耳もどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【聞き耳】 (1D100<=75) > 72 > 成功
何かを固いもので殴るような音が連続的に聞こえてきます。
――兄はどうしてこんなところに?不安になって、急いで階段を上り、兄の姿を探すでしょう。 階を上るごとに音が大きくなり、しっかりと聞き取れるようになるでしょう。
何階か上った先に、誰かの姿がありました。 それは『何か』を……そう、人の形をしたものを殴りつけているようであり、止まることがありません。 向かいの高層ビルの明かりが暗い廃墟の中を照らしてきます。 ぼんやりと暗闇に視界が慣れたあなたは、その人物の顔をはっきりととらえてしまいます。 鉄パイプを手に、何度もひとがたへとそれを振り下ろしているのは、紛れもないあなたの兄でした。
染谷千秋 : 「……千冬、」 染谷千秋 : 人の形をしたものに見覚えはありますか?
声をかけられてようやくあなたの存在に気づいた兄が、驚いたようにあなたを見ます。その顔には焦りと混乱、そして焦燥が見て取れました。 千冬が鉄パイプを振り下ろしていたものを見ますが、人の形をしたものに見えます――人形や、マネキンといった類のものかもしれません。 兄はすぐに焦りの表情を消して、あなたを見て微笑みます。鉄パイプを持った手は、ひどく土で汚れていました。
染谷千冬 : 「……ついてきたんだな」 染谷千秋 : 「ああ。……何してんの」 染谷千冬 : 「……バイトだ。このマネキンを壊すのを手伝ってほしいって、先生に頼まれたんだ」
もう一度人型に目を向けます。 ――兄が殴りつけていたのは確かに白い肌をしたマネキンで、空虚な目をして倒れていました。
染谷千秋 : 「先生って誰?」千冬の方に近づいていきます 染谷千冬 : 「誰? ……三井先生だ。建設の専門だと、現場仕事とも繋がりがある。ちょっとした雑用を頼まれたんだ」 染谷千秋 : 「こんな時間に、こんな場所で、一人でやる雑用ってなんだよ」 染谷千秋 : 千冬の目の前に立ちます 染谷千秋 : 「こんな汚れちゃってさ~」千冬の頬をごしごしして汚れをふきます 染谷千冬 : 「……汚いぞ」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「千秋、二人だけの世界に行こう」 染谷千秋 : 「二人だけの世界?」 染谷千冬 : 頷きます。 染谷千秋 : 「ここじゃない世界ってこと?どこにあるのそれ~」 染谷千冬 : 「……秘密だ」 染谷千秋 : 「いいよ。千冬が望むなら、どこへだって付いていく」
唐突な脈絡のない言葉に、あなたは戸惑うでしょう。でも、大好きな兄の言葉を、あなたが受け入れないはずがありません。 それに、ふたりだけの世界なんてものが本当にあるのなら――あなたはそれを拒むわけがありません。だって、千冬さえいれば、世界なんてどうでもいいから。 兄が嬉しそうに顔を綻ばせた、その笑みに魅入っていると、不意に手を引かれます。 彼はそのまま廃ビルを出て、道路を渡って、一番近くにある駅へと走り始めました。 ・・・ 駅に着いて、兄は買ってきた切符を改札口に入れて。 そうしてたどり着いた寝台列車は、二人用の部屋で、あなたの分のベッドまで用意されていたのです。
染谷千冬 : 「……前から行きたいと思ってたんだ」 染谷千秋 : 「どこに向かってるのさ~?」 染谷千冬 : 「まだ秘密だ」 染谷千秋 : 「千冬君の意地悪~」 染谷千冬 : 「千秋ほどじゃない」 染谷千秋 : 「おいおい~。俺ほど優しい人間いないぜ?」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「そこで黙るなよ……」 染谷千冬 : 「冗談だ」 染谷千秋 : 「わかってる」 染谷千秋 : 「……ずっとあそこに居たんじゃ身体冷えただろ。しばらく着ときな~」上着を被せます 染谷千冬 : 「必要ない。千秋が着ろ」 染谷千秋 : 「いーから」 染谷千冬 : 「要らない」 染谷千秋 : 「あとで『寒いから~』って、抱きつく口実作りたいんだよ、鈍感千冬君」無理やり着せます 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……今抱きしめたらいいだろ」 そう言って被せられた上着を横に置いて、優しく千秋の体に腕を回します。 染谷千秋 : 「ん、……あったけ」千冬の首元に顔を埋めます 染谷千秋 : 「千冬さ、……バイト行く時何で嘘ついたの」 染谷千冬 : 「ばれたくなかったから」 染谷千冬 : 「でも、全部……後で言う」 染谷千秋 : 「……それは今行く場所に着いた時?」 染谷千冬 : 「そう」 染谷千秋 : 「……わかった」 染谷千冬 : 「……千秋」 少し顔を離して、じっと千秋を見つめます。 染谷千秋 : 「……ん」そのまま口付けします 染谷千冬 : 回していた腕に少し力をこめて、ベッドに一緒に倒れます。 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「千冬、……好き。好きだ……」千冬の表情を前に、衝動のまま繰り返し口付けます。 染谷千冬 : 「……幸せだ。ありがとう、千秋」 染谷千秋 : 「……俺の方こそ、ありがとう。千冬、愛してる」 染谷千冬 : 「……愛してる。ずっと」
眠くなってきたのか兄がひとつ欠伸をこぼしました。 そろそろ夜も更けてくる時間。あなたは兄から離れ、ベッド脇にある電気を消します。 電車が揺れる音が心地よく響くこの空間で、再び抱きしめ合って、二人は眠りに就くでしょう。 ・・・ 朝になり電車から降りると、そこは田舎の平凡な駅でした。 ぽつぽつと住宅が見えるものの、畑や田んぼだらけ、辺りでは紅葉がとても美しく色づいています。 兄の足取りは迷いなく、そんな田舎の砂利道を歩いていくでしょう。 やがて森の中に兄は入っていきます。そうしてあなたの手を引いて向かった先には、一つの家がありました。 古びた洋館のようで、ところどころ塗装が剥げ落ちているようでした。 今は使われていないのか、辺りに人の姿はありません。 目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 43 > 成功
表札に、かすれているものの「染谷」と書かれていることに気が付きます。 迷いなく兄はその洋館に入っていきます。 兄に続いてあなたもその館に入ります。 中はほこりまみれなのかと思いきや、意外と綺麗に整っている印象を受けるでしょう。 しかし手入れはされていないため、玄関はかろうじて開きましたが、ところどころ扉の立て付けが悪く開かなくなっていたり、窓も閉ざされたままになっていました。 入れそうな部屋はリビング、書斎、寝室の3つ。 また、奥には一つだけ雰囲気の違う扉がありました。そこのみ鍵が掛かっているようです。 兄が不意にあなたに頼み事をしてきました。
染谷千冬 : 「鍵を落とした。一緒に探してほしい」 染谷千秋 : 「この扉の?落とした場所の心当たりはあるかい~」 染谷千冬 : 頷いたあと、「ない」と答えます。 染谷千秋 : 「じゃ、手当たり次第に探しますか~」
【探索可能場所】 ・リビング ・書斎 ・寝室
染谷千秋 : リビングを探索します。 染谷千秋 : 探索できそうな場所はどこですか?
リビングは様々なアンティーク調の家具が並んでおり、とてもこじんまりとした印象を受けます。 ソファにガラス細工の調度品が飾られた棚、テーブルとイスが置かれていました。
染谷千秋 : テーブルと椅子の下を確認します。
テーブルの上はさっぱりと片付けられ、テーブルと椅子の下を見ても何もありませんでした。 古風でお洒落な家具です。
染谷千秋 : ソファの周囲を観察します。隙間に落ちてないか確認します。
ふかふかのソファです。人一人分眠るのにちょうど良いサイズだと思うことでしょう。
ソファの隙間に、リングが落ちているのが見えました。 シルバーのペアとして連なったもの。そこには「A.M & C.S 」と彫られていました。
染谷千秋 : 「千冬、このイニシャルに見覚えある?」 染谷千冬 : 「ない。……おかしいな」 染谷千冬 : 「誰のだろう」 染谷千秋 : 「知らないか。一応もっとくな~」 染谷千冬 : 「わかった」 染谷千秋 : 「そういえば千冬、この家の持ち主は知り合い?表札が染谷だったけど、俺たちの親戚だったりして~」 染谷千秋 : 話しかけながら棚を観察します 染谷千冬 : 「言ってなかったな。父親の管理してた物件らしい」
棚には、様々な品の良いガラス細工の小さい調度品が並べられています。 目星どうぞ!
染谷千秋 : 「聞いてないな~。千冬は何度かここにきてるの?」 染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 30 > 成功
よく見てみると、写真立てが飾られていました。 そこには一人の男性と、そして妻らしき女性の姿があります。――一年前に亡くなった、母の姿がそこにあったのです。 しかし男性の姿はまったく見覚えがありません。 アイデアもどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 97 > 致命的失敗
手に取って見ていましたが、うっかり手を滑らせて、ガラスでできた写真立てを割ってしまいました。
染谷千秋 : 「あ」 染谷千冬 : 「手入れをしに何度か……千秋!?」 染谷千冬 : 「大丈夫か。怪我してないか」 染谷千秋 : 「悪い、写真立て割った。怪我はしてないよ~、大丈夫」散らばった破片を集めます。 染谷千秋 : ・写真の裏を見たいです。 ・二人の年齢差を推測できる範囲で知りたいです。 ・写真が撮られた時期がいつなのか推測できる情報があれば知りたいです。 染谷千冬 : 「触るな」 染谷千冬 : 破片を集めようとした瞬間にその腕を掴んで引き留めます。 染谷千秋 : 「デカいのだけ寄せるから大丈夫だって。心配すんな~」 染谷千冬 : 「掃除道具もない。放っておけ」引っ張って別のところに連れていこうとします。 染谷千秋 : 「あ、おい。せめて写真だけでも……」 染谷千冬 : 「触るな」 染谷千冬 : 「……あの写真は確か、母さんと父さんの写真だったはずだ」
写真立ては裏向きに落ちて割れたので、裏に何も書かれていないことはあなたも確認できました。
染谷千秋 : 「あれ父さんなんだ。いつ頃とったやつ?」 染谷千冬 : 「ああ。撮った時期は、母さんが若いからけっこう昔だと思う」 染谷千秋 : 「ずっと大事にしてたんだな。悪いことしたな~」 染谷千冬 : 「写真立てが割れただけだ。取り替えれる」 染谷千冬 : 千秋を引っ張って、書斎に連れてきました。 染谷千秋 : 書斎に連れてこられました。 染谷千秋 : 探索できそうな箇所はどこですか?
古く使われていないようで、机の上に散らばった本が置かれています。 しかし綺麗に掃除はされているのか、ほこりが溜まった様子はあまり見受けられません。 千冬が窓を開ければ、少し開放感を感じ気分が良くなりました。 外の空気が入り込んだのに、この書斎は、どこか時間が止まっているように見えました。
染谷千秋 : 机の引き出しと裏側と椅子の裏を調べます!
それぞれ調べましたが、引き出しは文房具が詰まっているだけでした。机や椅子の裏側を調べても何もありません。
染谷千秋 : 本に目星!
目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 83 > 失敗
机の上の本は難しそうな専門書籍です。 壁にもたくさんの本棚があります。
染谷千秋 : 専門書籍のタイトルを見ます! 染谷千秋 : 「……千冬、なにか気になるものある?」
タイトルを見ても、さっぱりの内容です。
染谷千冬 : 「千秋」 染谷千秋 : 千冬の目線の方を見ます 染谷千冬 : 千秋を見ています。 染谷千秋 : 「どした?」 染谷千冬 : 「気になるもの」 染谷千秋 : 「…千冬君さ~」引き寄せて頬にキスします 染谷千秋 : 「……そういう意味じゃないんだけど~」 染谷千秋 : 棚に目星!
どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 40 > 成功
一冊のアルバム、そして分厚い図鑑のようなものがあるのに気づきます。
染谷千冬 : 「……急だな」 染谷千冬 : 「……俺の言った通りに、鍵を探している千秋を見ているのが、」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「可愛いんだ」 染谷千秋 : 「……。千冬のがかわいいよ……」 染谷千秋 : アルバムを見ます
開いてみると、千冬によく似た男の子が写った写真が多く収められていました。 男の子は一人の女の子と頻繁に写っており、仲の良さが伺えるでしょう。 手を繋ぐ姿はさながら、幼いながらも恋人同士のように見えるでしょう。 目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 92 > 失敗 染谷千秋 : アルバムが途切れている日付はいつ頃ですか?
19XX年頃です。その日付に特に違和感はありません。アルバムは最後のページまで写真が貼られています。使い切ったので、別のアルバムにそれ以降の写真が貼られているのでしょう。
染谷千秋 : 図鑑を開きます
図鑑のようなものとはいっても、表紙は真っ黒で、外側から中身は全く検討もつかないものでした。 開いてみると、訳の分からない道具の図面や紹介文、研究資料のようなものがびっしりと書かれています。 読んでいくと、どうやら世界中の魔術的道具を集め、研究した結果をまとめた内容となっているようでした。 目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 92 > 失敗 染谷千秋 : 図鑑と日記は似ていますか? 染谷千秋 : 日記に出ていた「99人の~…」という単語はありますか?
どことなく雰囲気は似ているかもしれませんが、大きな共通点はないです。 その単語について調べますが、ざっと見た限り見当たりません。
染谷千秋 : 例の連続殺人事件に関係しそうな魔術はありますか?
そういった不穏な記述の類は多すぎて、特定ができないでしょう。 アイデアどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 13 > スペシャル
そういえば、あなたがバイトの同僚に見せたこの日記帳。あなたはこれについて調べていましたが、もしかしてこの日記帳がその魔術的道具に該当するのではないかと思い至ります。
染谷千秋 : 日記帳について図鑑で調べます
図鑑―― 「願いを書けば何でも叶えることが可能な代物。 しかし代償が必要となる。代償を払い日記によって願いを叶えた暁には、死後1日経った時点の世界になると、人々の記憶から存在を消されてしまうという噂がある。 契約者が代償を払ったのち、世界から人知れず消えることが多いことから由来している」
染谷千秋 : 千冬に日記帳についての記述を見せて反応を探ります 染谷千冬 : 「……それがどうしたんだ?」 染谷千秋 : 「千冬、ごめんな。千冬が叔母さんと電話してた時鞄の中身見た」 染谷千秋 : 「千冬はどこでこれを手に入れた?」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……後で、言う。ごめん」 染谷千秋 : 「……悪い。そうだった。……、寝室行こうか~」 染谷千冬 : 「違う。千秋は悪くない」 染谷千冬 : 「俺が悪い。でも、俺は……この時間が惜しくて……千秋、ごめん」 染谷千秋 : 「……いいよ。千冬のタイミングで言ってくれれば。俺も急かすようなことしてごめんな」 染谷千秋 : 寝室へ向かいます 染谷千冬 : 「謝るな」 染谷千冬 : 「……」
・・・ 洋風の何の変哲もない寝室でした。 当時は美しく飾られていたであろう花瓶にも何も花は刺さっておらず、清潔に整えられていたであろうベッドシーツは、かろうじて眠れるようにか新しいものと取り換えられている程度になっていました。 隅に置かれた引き出し付きの机の前にある椅子、それだけが微かに引かれており、誰かが昔暮らしていた形跡を残すのみとなっています。
染谷千秋 : 部屋の中に目星!花瓶の中身を確認!引き出しを開ける!ベッドシーツ剥ぐ!ベッドの下と裏見る! 染谷千秋 : 「千冬ここに泊まったことある?」 染谷千冬 : 「ない」
順に処理します!目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 78 > 失敗
それなりに整頓された部屋で、変わったものは見つけられません。 花瓶の中を覗いても、鍵はありませんでした。
染谷千冬 : 「…ふ」 染谷千秋 : 「?」
引き出しを開けようと、机に近寄りました。 変哲のない机です。 引き出しと、机の上に小さな本棚が供えつけられていました。
染谷千秋 : 本棚に目星!引き出しを確認!
目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 89 > 失敗 染谷千秋 : 「みつからね~」
本棚に目を通しましたが、特に気になる本は見つかりません。ただ、日記帳と書かれた薄く古びたノートが立てかけられていました。
染谷千秋 : ノートをみます
幼い子供が書いたのか、かなり崩れた拙い文字でここで過ごした日々らしき内容が書かれています。 本棚 日記――
xx.xx
田舎のおばーちゃんちにきた。 もりのなかのおうちは何もなくてたいくつ。 むしとりがいっぱいできるのはうれしいけど。
xx.xx
きんじょにすむ女の子となかよくなった。 ナツっていうらしい。 いっしょにむしとりしてくれる、じゃじゃうまっていうかんじの子。 でも、とってもすきだ。
xx.xx
たなばたの日、いっしょにねがいごとをかいた。 ナツとずっといっしょにいられますようにってかいたけど、はずかしいから見えないように笹のいちばんうえにむすんだ。 ナツもはずかしいからってみせてくれなかった。 つまんない。
xx.xx
ヘンな日記帳をナツがもってた。 願い事が叶うひみつのどうぐなんだよっておしえてくれたけど、女の子がすきそうなおまじないだなっておもった。
(しばらく日付が開く) ・・・・・
xx.xx
ナツと何日も、同じ日をくりかえすようになった。 ナツは、「わたしがフユとずっと一緒にいたいと日記帳に書いたせいだ」ってないてた。 なんどもなんども、ぼくはしぬ。 しぬたびに同じ日をくりかえす。 どうしたら、ぬけだせるんだろう。
xx.xx
ナツが日記帳に、じぶんがきえてもいいからおれをたすけてってかいてしまった。 ナツがいない世界、ナツが消えた世界。 おれの中からも、ナツがすこしずつきえてるのがわかる。 きえて欲しくない。だから、ここにナツがいたしょうこをのこす。 いつかおれがおもいだせるように。
・・・・・
最後のページには、2 枚の短冊が挟まっていました。 『ナツとずっといっしょにいられますように フユ』 『いつか、フユのおよめさんになって、ずっといっしょにいられますように ナツ』 読み終わったら目星どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 32 > 成功
何も書かれていないと思った最後のページに、文字が書かれているのを見つけます。 今までの文字が拙いものだったのに対し、その文字は大人が書いたような綺麗に整った文字だと感じます。 ☆日記 目星情報――
誰も住まなくなったこの実家へ久しぶりに戻ってきて、この日記を見つけた。 私にはナツという少女がいたことを思い出せない。 それでも、私にとってこの少女はとても大切だったのだろう。 いま、私は再び大切な者を失おうとしている。 息子が死産してしまう可能性があると、医者に言われたのだ。 私は、私があの子の顔を見られないとしても。 千秋がこの世に生を受けてくれるのなら、喜んで命を差し出す。
いつの日か、「ナツ」が私に与えてくれた命を。 使う日が来なかったらよかったのに。そう思いながらも、いつの日か、息子が力を欲した時のために日記の事を教えておいた。 家に私の日記を置いておこう。それできっと、理解してくれることだろう。 これが私にできる唯一の父親らしいことだ。
ごめんな、妻よ。息子よ。 ……今行くよ、ナツ。
染谷千秋 : 「……」(父さんが、俺を救って死んだ?) 染谷千秋 : (……、……) 染谷千秋 : (……)
引き出しを開けると、美しい金色を放つ鍵を発見します。
染谷千秋 : 「お」 染谷千秋 : 「千冬、探してた鍵ってこれか~?」 染谷千冬 : 「そうだ。ありがとう」 染谷千秋 : 「どういたしまして~。千冬君のためならなんでもやりますよ~」 染谷千秋 : 「千冬、さっき俺が花瓶覗く姿見て笑ってただろ」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「……」 染谷千冬 : 「笑った」 染谷千秋 : 「こら、人の頑張ってる姿を笑うんじゃありません~」 染谷千冬 : 「そんなところにはないと思って、面白くて。ごめん」 染谷千秋 : 「……」すねたふりをします 染谷千冬 : 「……千秋」 染谷千秋 : 「……」千冬の様子を伺いながらすねたふりを続けます 染谷千冬 : 「……」千秋の頬にキスをします。 染谷千冬 : チラ 染谷千秋 : 「……」千冬の目を見ながら唇を指で叩きます 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 唇に優しく触れて、すぐに離します。 染谷千冬 : チラ 染谷千秋 : 千冬の頭を抑えて再びキスします 「…怒ってないよ」 染谷千冬 : 「良かった」 染谷千冬 : 「……行こう。時間だ」 染谷千秋 : (……時間?)「わかった」
あなたの手を引いて兄は歩きだします。 そしてたどり着いた鍵の掛かった最後の扉。 扉の鍵穴へ鍵を差し込むと、それは重い音を立てて回りました。 ・・・ 兄はあなたの手を引き、それまで早めていた足をゆっくりとペースダウンさせます。 美しいステンドグラス。そこから日が差し込み、あなたたちを鮮やかに照らしました。 奥にある祭壇の前へ立つと、兄はあなたを振り返りました。
染谷千冬 : 「千秋、覚えてるか。俺たち……俺と千秋と母さんは、一年前にここに来た」
そう語る兄の言葉にも、あなたは身に覚えがまったくありません。 ……いいえ。「ない」と思いたいのです。 あなたは兄の言葉に本能的な恐怖を覚え、つい後ずさります。 しかし彼と繋いでいた手が、それを許しませんでした。 兄はあなたに以下の事を語り出します。
染谷千冬 : 「聞きたくないと思う。でも……俺は嘘は苦手なんだ」 染谷千冬 : 「一年前、父が管理していたこの物件を何とかしてほしいと、役所の人から連絡が来た」 染谷千秋 : (……) 染谷千冬 : 「けど俺たちは父さんを……父さんをよく知っているはずの母さんでさえ、全く覚えていなかった」 染谷千冬 : 「俺たちは不思議に思って、この館に来たんだ」 染谷千冬 : 「俺は礼拝堂の祭壇に置いてあった日記を見つけた。……それが、父さんと関係あると思った。だから、それを、千秋と母さんに伝えようとした」 染谷千冬 : 「俺は振り返った。そしたら、千秋と母さんは……俺の後ろを、凄まじい形相で見ていた」 染谷千冬 : 「千秋は目を見開いたまま固まって動かなかった。母さんは悲鳴を上げて、びっしりと汗をかいていた。そしたら背筋に寒気が走って――」 染谷千冬 : 「俺はもう一度、振り返ろうとした。その瞬間、母さんが駆け出して俺を突き飛ばした。『見ちゃだめ』、それが母さんの最期の言葉だった」
あなたの心の奥底にあったものが、押さえていたものが、溢れだしてくるのを感じました。 あなたはあの日、確かに父の事を調べにここに母と来たのです。 そして礼拝堂の扉を開けた時。 そこにいたのは、あなたの兄の後ろに立っていたのは――あまりにも冒涜的な『宇宙』でした。 兄の後ろに人の体が立っていて。その顔の部分に、吸い込まれそうな宇宙のかなたが広がっていたのです。 この世とは思えないおぞましいものを垣間見たこと、そしてそれを思いだしてしまったあなたは、―― SANC1d10/1d50
染谷千秋 : 1d100<=80 【SAN値チェック】 (1D100<=80) > 17 > 成功 染谷千秋 : 1d10 (1D10) > 2 [ 染谷千秋 ] SAN : 80 → 78 染谷千秋 : 「……っは、」気持ち悪さでその場にしゃがみ込みます
思い出しかけましたが、脳が理解をせき止めました。それでもその場に崩れてしまいます。
――しかし過去のあなたはその時、正気をすべて失ってしまったのです。 母が死んだ事実も擦り替わり、ここで見た光景もすべて忘れてしまいました。 その時、「宇宙」に殺された母などいなかったように。 たった一人残った兄に依存し、今まで以上に執着してしまったのです。 そうしなければ、自分自身を保っていられなかったから。
染谷千冬 : 「……千秋!」 染谷千冬 : 「ごめん、お前は知るべきだし、その権利があると思ったんだ。でも、俺の我儘だったのかもしれない。ごめん、ごめん」 染谷千冬 : うずくまった千秋の隣にしゃがんで、焦りながら背中を撫でます。 染谷千秋 : 「……、ちがう……。千冬のせいじゃ、……」 染谷千秋 : 「っう゛っ、ぉえ、」その場にもどします 染谷千冬 : 「千秋!」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「戻ろう、さっきの寝室に行こう。ベッドで横になって休もう」 染谷千冬 : 「俺に捕まれるか」 染谷千秋 : 「……いやだ」 染谷千冬 : 「なんで」 染谷千秋 : 「…全部話すって、約束しただろ」出し切って息を整えてから言います 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「大丈夫だから。……千冬、」 染谷千冬 : 「本当に、ごめん……全部、忘れるから」 染谷千秋 : 「?何言って…」 染谷千冬 : 「そしたら、苦しまなくてすむ。あとちょっとだけだ」 染谷千秋 : 「いやだ……」 染谷千冬 : 「……」 染谷千秋 : 「千冬……、違うよな?なあ、何か言えよ」 染谷千冬 : 「……ごめん」 染谷千秋 : 「なんで……」 染谷千冬 : 「千秋を救いたかった。……今、千秋は俺に依存してるだけだ。でも、俺の願いが叶えば、俺がいなくなれば、千秋は元に戻れる」 染谷千冬 : 「……続きを話す。でも嫌だったら、いつでも言え」 染谷千冬 : 「俺は、二人に何があったのかがわからなかった。振り返った時には、そこには一人の男しかいなかった」 染谷千冬 : 「褐色の男は、死んだ母さんの死体を蹴り上げて、千秋を見て嘲笑った。その後、俺に取引を持ちかけた」 染谷千冬 : 「『助けたいのなら、その日記に願いを書けばいい』。……俺は、『母さんと弟を助けてほしい』と書いた」 染谷千冬 : 「代償が必要なことは、ここに置いてあった資料で分かっていた。でも、どうしても取り戻したかった」 染谷千冬 : 「代償として浮かび上がったのは、『99人の命と、1人の血縁者の存在』だった。期限は1年。男は『誰にも見つからないよう、犯行を手伝ってやる。君はただ、人を殺せばいい』と言った」 染谷千冬 : 「それで俺は……人をたくさん殺したんだ」 染谷千秋 : 「……」 染谷千冬 : 「……この場所、好きなんだ。神聖な教会みたいで、綺麗だと思った。……ここなら、誓いと懺悔にふさわしい」 染谷千秋 : 「……いやだ、千冬がいなくなるなんて絶対に嫌だ」 染谷千秋 : 「懺悔って、元に戻れるってなんだよ。俺は元から千冬のことが好きだったんだ、なんでっ……、」 染谷千冬 : 「……俺は千秋が大好きだ。愛してる。千秋と家族という関係にしかなれないのが不思議だった。ずっと小さい時から、千秋のことを想ってた」 染谷千冬 : 千秋の汚れた口元を、手の甲で拭って、唇にキスをします。 染谷千秋 : 「……俺も、俺もずっと好きだった。だから、なぁ、いなくなるなんて言わないで」 染谷千秋 : 「千冬、嫌だ。お願い……、千冬……」震える手で縋りつきます 染谷千冬 : 「一年前から、千秋が俺に依存するようになって。こんな俺を愛してくれて、嬉しいと思ってしまう気持ちもあった。……でも、それは嘘なんだ。俺を好きだって思いこんでるだけ。……やっぱり俺は、元気な千秋に笑っていてほしい」 染谷千冬 : 「母さんが死んだ原因は俺、かろうじて残っていた理性を千秋が手放したのは、きっと死んだ母さんを間近で見たからだ。……全部、俺のせい。だから」
彼はいつの間にか手に持っていたナイフで、自分の胸を貫いていました。 最愛の人が倒れてゆく。あなたはとっさに手を伸ばして抱き留めると、兄が弱々しく笑いました。
染谷千冬 : 「……一日経ったら元通りだ。兄としてふさわしくない俺は消えて、俺のいない世界で、母さんと千秋は笑っていてほしい」
少しずつ兄の声が弱くなって、その体が透けていきます。
染谷千秋 : 「いやだ。嫌だ嫌だ嫌だ、千冬、しっかりしろよ。なぁ。いくな、千冬」 染谷千秋 : 「いかないで、兄さん」 染谷千秋 : 泣きながら震える手で千冬の身体を抱きしめます
兄は優しく笑って、あなたの頭を撫でようとして。 その手のひらは届かないまま、あなたの兄は光となって消えていきました。 ・・・ あなたは消えていく兄になすすべもないまま、その存在が無くなるまでを見届けました。
嫌だ、絶対に許せない。兄がいない世界なんて要らない。そんなの認められない。
あなたは瞬時に、日記帳のことを思い出します。あの日記帳に書けば、そう思ったあなたはすぐさま立ち上がり、日記帳を探しにいこうとします。
?? : 「あれ、どこに行くんだい?」
扉に向かって走り出そうとしたあなたですが、祭壇のほうから、どこか笑っているような、耳障りな声がします。
染谷千秋 : スルーして扉に向かいます ?? : 「ああ、無視するんだ。……君が探してるのはこれなんじゃない?」 染谷千秋 : 振り返ります
振り返ると、一人の男がいつの間にか立っていました。 あなたは見覚えがあります。あの日母を殺した、「ぐちゃぐちゃの顔の男」です。 その男は、日記帳を顔の横でひらひらと掲げています。
染谷千秋 : 「……!それ寄越せ!」 染谷千秋 : 力づくで奪い取れますか?
もししたいならRPでどうぞ!
染谷千秋 : ダッシュで走ってって奪い取ろうとします ?? : 「おっと、人間の分際で生意気だな。もうちょっと自分の立場を理解したほうがいいんじゃない?」
あなたは日記帳を奪い取ろうと走り出しましたが、次の瞬間視界から男が消えています。すると、今度はあなたの背後から声が聞こえてきました。 振り返れば、扉の真ん前にその男は立っていました。
?? : 「別に君に意地悪をしにきたんじゃないよ。困ってるなら助言しようと思ってね。でも、その必要は無さそうだ。……君は、日記帳に何を書くのかな?」 染谷千秋 : 「……千冬を生き返らせて、この世界で二人幸せに暮らすこと」 染谷千秋 : 「……さっきはすみませんでした。俺には時間がないんです。1日しか残されていない」 ?? : 「……君は人間のわりに頭がいいね。しかし残念ながらそれはできない。君の兄、『染谷千冬』という存在は人々の記憶から消えることが確定している。日記の力をもってしても、今日以降、染谷千冬は存在できないんだ」 ?? : 「……ただし、この時間軸ならね」 ?? : 「君がそう願うなら、方法は2つある。1つめは、君も死んで、輪廻転生の輪に加わる方法だ。 生まれた時、そこにいるのは本人たちなのかどうかは……まあ、君が生まれ変わりを信じるならありなんじ ゃない? 日記にそう書けばいい。生まれ変わって夫婦になりたいとか、そう言う感じでね」 ?? : 「2つめは、一年以上前に戻り、君たちの『母』という存在を消してしまうことだ。 君が精神を崩した理由は知らないが……あの日、三人がその場に揃ったから、母が死んで、君がおかしくなって――それで君の兄が日記に願いを記した。だから君の母がいなくなれば事は解決さ。君のお母さんに、日記へ名前と願い事を書いてほしいとでも言えばいいんじゃないか?」 ?? : 「お母さんが消える代わりに『死ぬ』こともなくなって、君たちの関係は保たれるだろう。 …そうして兄がこの時間軸のような行動しなくなったところで、今日という日、契約した君は結局消えてしまうんだけどね。代償は『君と言う存在』になるだろうから」 ?? : 「さあ、君はなんて書くんだい」 染谷千秋 : 「……、貴方は、この日記の所有者なんですか」 ?? : 「所有者、ではないかな。この日記を作ったのは私だけど」 染谷千秋 : 「貴方はこの日記がなくなったら困りますか?……俺は戻った先で、この日記を消したいです」 ?? : 「まあ、いいよ。趣味で作ったものだ、別に無くなっても私は困らないからね」 染谷千秋 : 「……ありがとうございます。この日記を無くす方法が知りたいです」 ?? : 「それ自体はただのノートだ。燃やしたり、ビリビリに破いて捨てればいい」 染谷千秋 : 「……わかりました」 染谷千秋 : (千冬のいない世界に意味なんてない。…この世界に未練はない。だから俺は日記を使う) 染谷千秋 : (生まれ変わりも信じていない。いや、……生まれ変われたとしても、そこにいるのが俺の兄の、『染谷千冬』じゃないと意味がない。だから1つ目の方法は選ばない。選ぶなら2つ目だ) 染谷千秋 : (……俺が消えてから、千冬を支える人間が必要だ。だから母さんも消さない。千冬は孤立しやすいから、味方を残さないと。) 染谷千秋 : (巻き戻して、日記を消そう。全てなかったことにするんだ。千冬がいない世界なんて認めてたまるか) 染谷千秋 : (日記読んだ時、父さんのこと馬鹿かと思ってたんだけどな。死んだら愛する人の側にもいれないのに、って……) 染谷千秋 : (……はは) 染谷千秋 : 『一年以上前に戻り、それ以降千冬に幸せに暮らしてほしい』と書きます。
あなたは日記に書き込みました。
?? : 「ああ、そっちを選ぶんだ。結局君が消えることには変わりないんだけど……まあいいや。じゃあね。どうぞ良い旅を」
あなたは、自分の体が光の奔流に巻き込まれるのを感じました。 褐色肌の男性が遠くに消えていき、あなたはやがて、自分がどこにいるのかすらわからなくなります。 そんな中。 時間が巻き戻って行くのを、あなたは感じました。 あの日。精神が崩壊し、倒れたあなたを兄が抱き起して。 病院に運びこまれ、すでに手遅れだと診断されたときの彼の姿。 二人きりで暮らしていこうと決め、仄かに抱えていた気持ちを封じ、兄として接していこうとした矢先、あなたから秘められた愛情を向けられていることに気付いてしまい、決心がぐらつき始め、悩み抜く兄の姿。 日記の効果を試したいと考えていたところ、自分に近づいてきた人を利用して、恋人の振りをして、親密な時間を過ごして、アキを殺したことにより、彼を忘れてしまった……そんな兄の姿。 そしてたくさんの人間を、顔を歪めながら殺していった──最愛の人の姿。 すべてがなかったことになり、時間を遡っていく。 ・・・ 気づけばあなたは、自宅のリビングに居ました。 はっとして日付を確認すれば、ちょうど1年前……にあたる、前日の日。 そしてリビングから見えるキッチンでは、あなたの母が料理の準備をしていました。 そんな折、あなたは手に日記を持っていることに気付きます。 開いてみれば、あなたの名前と願いが書かれたページ、その下の部分に赤文字でこう書かれていました。 『99人の命と、染谷春香の存在』
染谷千秋 : (……は、) 染谷千秋 : (……俺じゃ、ない?) 染谷千秋 : (……) 染谷千秋 : (……、) 染谷千秋 : (……はは!) 染谷千秋 : 「母さん、昼やっぱり外に食べに行かない?相談したいことがあるんだ」 染谷千秋 : 「千冬には内緒にしてほしいから、二人で。…だめ?」
言いくるめどうぞ!
染谷千秋 : CCB<=70 【言いくるめ】 (1D100<=70) > 80 > 失敗 母 : 「千秋がそんなこと言うなんて、珍しい……! お母さんを頼ってくれて嬉しいわ。ずっとあなたは手がかからない子だったから。……でもそれなら、外じゃなくてもよくないかしら。私の部屋でなら、部屋の位置も遠くて聞こえないと思うし」 染谷千秋 : 「……はぁ、わかった。言うよ」観念したふりをします。 染谷千秋 : 「もうすぐ千冬の誕生日だろ?プレゼントの相談したいんだ。いくら部屋が遠くても、聞かれないって保証はないし。気兼ねなく話したいんだ」小声で言います 染谷千秋 : (……いや、待てよ。今母さんを殺すのは悪手か? 母さんが死んでから、千冬は葬儀や事務手続きに追われてた。 俺に何も知らせず、相続の話も親戚からの連絡も全部一人で処理していた。 大学諦めて専門に行ったのも、俺たち二人で生きていくためになるべく早く出れる大学を選んだからだ。このタイミングであれを殺したら千冬に負担がいく。保護者は残しておくべきか…?) 染谷千秋 : (いや…、生贄は『99人の命と、染谷春香の存在』だ。99人は替えがきくけど『染谷春香』は替えがきかない。事故で早々に死なれたり連絡つかなくなったら厄介だ。生贄を捧げれなくなって願い事が叶わなくなる。……それだけは駄目だ) 染谷千秋 : (やはり先に処理しておこう。ごめんな千冬。叔母さんには俺が話をつけるから、) 母 : 「あら、そういうことだったの! それならついでに帰りにプレゼントも買っちゃいましょう! 千冬にうまく言ってくるわね」
あなたの母は千冬の部屋へ去っていきました。 しばらくして、お出かけ用の服に着替えてあなたのところに戻ってきます。
母 : 「いつでも準備万端よ。行きましょうか!」 染谷千秋 : 千秋は転生前に入手した叔母さんの連絡先を覚えていますか?
知識どうぞ!
染谷千秋 : CCB<=55 【知識】 (1D100<=55) > 32 > 成功
あなたは伯母の連絡先を覚えています。
染谷千秋 : 叔母さんに連絡をいれておきます。何かあった時千冬より先に連絡してもらえるように、好印象をもってもらえるように振る舞います。 染谷千秋 : 「母さん、準備できたよ。千冬に一言かけてくるから先に出てて」 母 : 「わかったわ~」 染谷千秋 : UberEatsで千冬のご飯を注文します。 染谷千秋 : 「千冬、いる?」千冬の部屋をノックします。
「ああ」扉の向こうから声がします。
染谷千秋 : 部屋から聞こえてきた千冬の声に安堵します。 (千冬が、いる…) 染谷千秋 : 「千冬、……俺母さんと久々にデートしてくる。3時間ぐらいで戻るから、留守番よろしく!あと、母さんが千冬用にUber頼んでくれたから外出ずにちゃんと受け取れよ~」
「わかった」と声が返ってきます。
染谷千秋 : 鼻歌を歌いながら階段を降り、外に出ます 染谷千秋 : 「母さん、お待たせ」 母 : 「大丈夫よ! さっそく行きましょ行きましょ」 染谷千秋 : 「今日、XXにいかない?バイト代入ったしせっかくだから俺が出すよ」と学生には少し高めのお店を指します 染谷千秋 : 「こんな日ぐらい美味しいもの食べてほしいしさ」 母 : 「こんな日ぐらい……? いや、大丈夫よ! せっかくあなたが頑張って稼いだお金だもの、自分の事に使ってほしいわ」 母 : 「それか、千冬のプレゼントを豪華にするとかね!」 染谷千秋 : 「デートの日ってこと。たまには親孝行したいんだよ。いつもありがとう」といって店に入ります 母 : 「……もう、無理やりなんだから! でも、親孝行な息子をもてて嬉しいわ。しかたないわね」
そう言って、母はあなたに続いて店に入りました。
染谷千秋 : 席に座って注文を済まして雑談をし、頃合いを見て本題に入ります。 「それで、本題なんだけど…、」 染谷千秋 : 「プレゼントの他に、手紙を渡そうと思うんだ。だから母さんにも書いてほしくて…」 染谷千秋 : 例の日記帳を取り出して母の前に、もう一つ別のノートを取り出して自分の前に開いた状態で置きます。 染谷千秋 : そして自分のノートに千冬への感謝の言葉、『健康でありますように』という字、自分の名前を書いて母親に見せます。 「…こんな感じで。お願いできる?」 母 : 「……千冬へのお願いを書いたらいいのかしら? わかったわ!」 染谷千秋 : 「……」母親の手元を見つめます。少しでも変な文章が書かれれば止めれるように見ています。 母 : 少し考えこんだあと、さらさらと文を書きつけます。 母 : 『千冬がずっと幸せに暮らせますように! あと、千秋ともずっと仲良くね! ハル』 母 : 「――これでいいかしら?」 染谷千秋 : 「ありがとう!」日記を回収してプレゼントの相談をそれっぽく続けます。
その瞬間――ノートに代償が浮かび上がります。
『染谷春香の存在』
母 : 「ふふ、あの子の喜ぶ顔が楽しみだわ。……って、あれ」
代償に浮かび上がったのは、母の存在。 書いてからしばらくして、母の体が透けていきます。
母 : 「……千秋。何かしら、これ……」 染谷千秋 : 「……母さん、いつもありがとう。母さんのこと忘れないよ」 母 : 「千秋……」 母 : 「……私も、あなたたちには感謝しているの。生まれてきてくれて、ありがとう。たくさんの幸せを、ありがとう」 母 : 「……さっきは千冬に向けて書いたけど。もちろんあなたに対しても思ってる。……千秋も、幸せに暮らしてね。千冬をよろしくね」 母 : 「……あなたが何を考えてるか、わからないけれど。きっと、聞くことはできないのよね。……でも、どんなことでも、私はあなたの味方だから」
そう言ってあなたの母は、窓から差し込む太陽の光に溶けて行くかのように、消えていきました。 柔らかな笑みを、最後まで浮かべながら。
染谷千秋 : 「……似たもの夫婦」家に帰るため席を立ちます。
瞬間、あなたの記憶に違和感が生じます。 自分は兄を生かすために、一年以上前の過去に戻ったはずでした。しかし、その記憶や意識が薄らいでいきます。 あの館にあった書籍に書かれていた通り、母という存在が、皆の記憶から消えていこうとしているのです。 そして母の存在が消えれば、母が死ぬことも、自分が狂ってしまうこともありません。兄が死ぬという悲劇的な未来は起こり得ません。だから、過去に戻った、という記憶も消失するのです。 まるで夢のようなこの感覚は、一日も経てばまさに夢のごとく、さっぱり忘れてしまうのでしょう。この一年間の記憶を失って、洋館を訪れる前の自分に戻ってしまうのでしょう。そうして、母が願った世界に塗り替えられるのです。 それでもあなたがこうして、消えていきそうな記憶について考えることができているのは、兄のために過去に戻り、母に日記帳を書かせた張本人だから。
染谷千秋 : 家に急いで帰り、日記をビリビリに破いた後部屋にあるライターで燃やします。 染谷千秋 : そして近くにあったノートに現時点で覚えていることを全て書き出します。 染谷千秋 : 千冬とした会話を忘れないように。千冬が自分に向けている想いを忘れないように。千冬がしてくれたことを忘れないように。全てを書き出します。
日記は燃えて、灰のみになりました。これでもう、誰かを救うために自己犠牲を払って、その身を滅ぼしてしまうような悲劇は二度と起こらないでしょう。 あなたの書いた文字はすぐにノートの一面をびっしりと埋め尽くします。それも当然です、このノートには一年、いやそれ以上の想い出が詰まっているのですから。
染谷千秋 : ノートの最初のページに書き足します。 『これを読んだ俺へ。 読んだら千冬に見られないよう、すぐに廃棄しろ。 千冬が俺にしてくれたことを絶対に忘れるな』 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 千冬の部屋にいきます
あなたは千冬の部屋に向かいます。彼はまだ部屋に籠っているようです。
染谷千秋 : 「千冬、入っていいか」 染谷千冬 : 「ああ」 染谷千秋 : 部屋に入ります。千冬は何をしていますか?
彼は椅子に座って本を読んでいたようですが、千秋が入ってきてすぐ、その本を傍らに起きました。千秋のほうをじっと見ています。
染谷千秋 : 「飯は?ちゃんと食べたか」立ったまま千冬に話しかけます。 染谷千冬 : 「おかえり。食べ、た……。……?」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「食べた」 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「何食べた?」 染谷千冬 : 「唐揚げ丼。……って、確か……千秋が用意した……」 染谷千冬 : 「……美味かった。ありがとう」 染谷千秋 : 「……ならよかった」 染谷千冬 : 「……」(……何か、忘れているような気がする。ちょっと、悲しいような……でもそれが何か、わからない) 染谷千冬 : (……考えててもしかたないな) 染谷千冬 : 千秋が話し出すのを待っています。 染谷千秋 : 「……千冬はさ、父さんと母さんのこと、どれだけ覚えてる?」扉に寄りかかり窓の外を見ながら言います。 染谷千秋 : 「……俺たち、ずっと二人きりで生きてきただろ。父さんと母さんのことどう思ってるか聞いてみたくて」 染谷千冬 : 「父さんは俺の小さい時にはいなかったから、何も。母さんは……母さんも……記憶がない」 染谷千冬 : 「……でも別に、あまり気にしたことがない。……千秋がいるから」 染谷千秋 : 「……そっか」 染谷千秋 : 「……」 染谷千秋 : 「ごめんな」 染谷千冬 : 「なにが」 染谷千秋 : 「……、色々」 染谷千秋 : 「……千冬、」 座っている千冬の前に行き、しゃがみます。目線をあわせ、手を握り指を絡めます。 染谷千秋 : 「好きだ」 染谷千秋 : 「……弟としてじゃなく、一人の人間として」 染谷千冬 : 「!?」 染谷千秋 : 「千冬と色んなことがしたい。色んなところに行って、色んな景色を見たい。美味しいものを食べて、楽しいことをして、二人きりで眠りたい」 染谷千秋 : 「千冬を抱きたい。……あ、セックスの方な。誰も知らない千冬を見たい。俺のものにしたい。千冬でさえ知らない千冬自身を、俺の手で引きずり出したい」 染谷千秋 : 「来年も、再来年もずっと千冬の側にいたい。千冬を誰にも渡したくない。…死ぬまで千冬と生きていたい。千冬の側で笑ってるのは俺だし、逆もそうであってほしい」 染谷千秋 : 「ずっと好きだった。ずっと隠すつもりだった。でも、……隠せるわけなかったんだ」 染谷千秋 : 「……弟になってやれなくてごめんな」もう片方の、宙ぶらりんになっている千冬の手をとります。 染谷千秋 : 「愛してる」手の甲に口付けをします。 染谷千冬 : 口をはくはくとさせます。 「……理解が、追いつかない。なんで……」 染谷千冬 : 「からかって、いるのか」 染谷千冬 : 「……いや」 染谷千冬 : (確かに俺をからかう時はあっても、千秋はわざわざこんな嘘はつかない。疑うなんて失礼だ。でも、信じられない。だってそれは、) 染谷千冬 : 「……本当なのか」 染谷千秋 : 「……どう見える?」絡めた手を胸にもっていきます。手のひらはじんわりと汗ばみ、心臓がバクバクと音を立てています。 染谷千冬 : 「……!」 染谷千冬 : 「……でも、そんな。だって俺たちは家族で、いいはずがないんだ、だから俺は……」 染谷千秋 : 「……」言葉の続きを待ちます。 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : ずっと黙っています。放っておけば20分ぐらい。 染谷千秋 : 「……、嫌だったら止めて」 黙る千冬の手を引っ張り、自分の方へ引き寄せます。二人して床に座り込みます。 染谷千秋 : そのまま千冬の頭を抑え、口付けをします。 染谷千冬 : 「!?」 染谷千秋 : 「……、」すぐ唇を離して千冬の顔を見ます。 染谷千秋 : もう一度口付けます。 染谷千冬 : 重ねられる口づけに抵抗はせず、目を閉じて受け入れています。 染谷千秋 : 啄むようなキスを繰り返します。 染谷千秋 : 「好き。……好きだ。千冬のことが、ずっと」 キスの合間に言葉を紡ぎます。握る手に力を込めます。 染谷千冬 : 「…は、」 堪えきれなくなって、顔を逸らして息を吐き出します。 そして、いつもと違った弱々しい声で言葉を続けます。 染谷千冬 : 「俺も、俺のほうが、千秋のことがずっと好きだった。俺もそうやって望んでた。……千秋のことが大切で、愛おしくて……兄に似合わない、そんな気持ちばっかりだ。千秋のことが、世界で一番、大好きなんだ」 染谷千冬 : 「千秋とずっと一緒にいたい。俺の傍で笑っていてほしい。もっと千秋のことが知りたい、この手のひらで千秋を確かめたい。千秋が幸せだったら十分だって、そう思ってるのに……でも、それだけじゃなかった」 染谷千冬 : 「……そんなの、だめだろ。俺は千秋の兄で、ただの家族なんだ。千秋の幸せを、俺の欲なんかで汚したら絶対にだめだって……。そう思ってた。そう思ってたんだ」 染谷千秋 : 「……」言葉を聞きながら手に少しだけ力をこめます 染谷千冬 : 「………本当に、俺でいいのか。俺はきっと、千秋に何もしてやれてないのに」 染谷千秋 : 「千冬がいいんだ。千冬がいるなら、俺は他に何も要らない」 染谷千秋 : 「千冬がいない世界に俺の幸せはない。そこが地獄でも、千冬が側にいてくれるなら、俺は幸せだ」 染谷千秋 : 「千冬、……好きだ」 染谷千秋 : 「千冬のためなら、千冬が笑うためなら、俺は何でもするよ」 染谷千秋 : 「……だから、ずっと俺の側にいて」 染谷千冬 : 「……」 染谷千冬 : 「愛してる、千秋。……俺の側にいてくれ、とは言えない。でも、千秋が良いのなら……千秋が俺が必要じゃなくなるその日まで、俺に笑顔を向けていてほしい。悲しい時は言ってほしい。寂しい時は抱きしめさせてほしい。俺に……千秋のことを教えてほしい」 染谷千冬 : 「俺も、千秋のためなら、この命を捧げていいとすら思えるんだ」 染谷千冬 : 千秋の頭を撫でながら、そう言います。 染谷千秋 : 「……うん。……、……知ってる」そう答えてもう一度口付けをします。
二人は再び、心を通わせました。その日あなたたちの記憶から、大事なものが知らずのうちに欠け落ちたはずですが……あなたたち二人が、特に千冬が、それに気づくことはありません。 家族という関係から少し変化した、この最愛の人のそばで、これからも幸せに暮らしていくのでしょう。二人で歩む未来は、きっと温かなものです。あなたたちの母は、そう願ったのですから。 ・・・ 1年後。あなたたちは共に暮らしています。兄弟として。……誰にも言えない、想いあう仲として。
染谷千冬 : 「……昔は、同じ血が流れていることが苦しかった。時があった」
あなたたちはごろごろと布団に転がっていました。 隣で、兄が急に言葉を発しました。
染谷千秋 : 「……ん、」千冬の髪で遊んでます 染谷千冬 : 「千秋と家族じゃなかったら、悩む必要もなかった。兄だからって思わなくてよかった。もしかしたら出会わなかったかもしれない。けど、それはそれで、俺以外の兄だったら幸せだったんだろうなって思ってた」 染谷千秋 : 「……」遊ぶ手を止めて、千冬の顔を見つめます 染谷千冬 : 「でも違ってた。千秋はそんなこと気にしなかった。俺もわかってきた。言葉や関係にとらわれる必要はなくて……家族で、弟で、そして大好きで、一番大事な人だ」 染谷千冬 : 「今では、兄弟でよかったと思う。血という深い繋がりがあって。だからこそ、今こんな幸せな毎日を送れてるから」 染谷千冬 : 「……なんてな。……千秋、大好きだ。千秋に好きになってもらえてよかった」 染谷千秋 : 「……うん、俺もそう思う。染谷千冬と、染谷千秋でよかった」千冬の目を見て微笑みます 染谷千秋 : 「千冬。……、」千冬を引き寄せ、布団を被ります。
千冬は目元を綻ばせながら千秋を見つめ、微笑んで、布団の中に潜りこみます。 ――およそ一年前、あなたの手元には謎のノートがありました。自分の筆跡で、まるで日記のように日々のことが書き込まれていました。……しかしそれらはどれも、あなたの記憶に無い出来事でした。 けれど、そこに書かれていることは本当なんだろうとあなたは思いました。あなたはそのノートに書かれていた指示に従い、すぐにそのノートを焼却しました。
あなたはそのことを誰にも言っていません。言う必要もありません。 あなたは、愛しい兄の傍で、幸せに暮らすのでしょう。そんな穏やかな日々が、これからもずっと続くのでしょう。
* * *
BEST ED? 「 」なんてね
☆クリア報酬 ・SAN 初期値へ ・クトゥルフ神話技能1d10+5
染谷千秋 : 1d10+5 (1D10+5) > 9[9]+5 > 14 [ 染谷千秋 ] SAN : 78 → 80